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2006年1月26日 (木)

★<№2>2004年ベスト20句 鳥居真里子氏選 <2005/02/16>

◆鳥居真里子氏選
  <昭23東京生 「門」「船団」同人 句集に「鼬の姉妹」(第8回加美俳句大賞)>

  しもやけしもやけまつさかさまである 阿部完市
  放哉のやうなる咳をしてひとり    今井杏太郎
  日常の色に夜桜朝桜         宇多喜代子
  氷旗太宰入水の日なりけり      榎本好宏
  抽斗をからつぽにして百合鴎     大石悦子
  殺生の仕掛けつくりて蛍草      大木あまり
  よし子万事済んだ安心して凍れ    櫂未知子
  雪吊の松囚はれの気品かな      鍵和田ゆう子
  蝉時雨餅肌の母百二歳        金子兜太
  黒潮の遥かに柩八月の        川崎展宏
  初鰹はるかな沖の縞を着る      渋谷道
  億万の翅が生みたる秋の風      高野ムツオ
  花粉症百日経たる虚子忌かな     高山れおな
  安部定にしぐれ花やぐ昭和かな     筑紫磐井
  冬泉覗きて老のナルキソス      辻田克巳
  多分だが磯巾着は義理堅い      坪内稔典
  天高しさびしき人は手を挙げよ    鳴戸奈菜
  鞦韆をゆらして老を鞣(なめ)しけり 八田木枯
  冬眠の蛇身ときをり鱗立つ      正木ゆう子

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