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2006年10月 4日 (水)

★ 素十忌

 今日も曇り。 明日はまた崩れそうです。 ここのところ室温計も23℃前後で推移しています。 仲秋真っ只中と云った感じです。
 最も11月初旬に立冬を迎えますから歳時記で10月は晩秋に分類されていますが。


 今日10月4日は 「素十忌」 。 俳人 高野素十の忌日(昭和51年)です。 
 秋櫻子・誓子・青畝・素十で4Sと言われ活躍した俳人ですね。


            方丈の大庇より春の蝶  高野素十


は誰でも知っている名句ですが、京都の竜安寺での作と言われています。


            甘草の芽のとびとびのひとならび  高野素十


 虚子は絶賛しましたが、草の芽俳句、ただごと俳句と揶揄されたりして賛否両論の極端な評を得ている句です。
 

 素十は明治26年茨城県山玉村生まれ。 本名 興己。
 一高を経て東大医科卒。 新潟医科大学長、新潟大学医学部長、奈良医科大教授等を歴任した医学畑の俳人です。

 彼の有名句を少し挙げてみます。

            
            蟻地獄松風を聞くばかりなり
            歩み来し人麦踏をはじめけり
            門涼みかかる夜更に旅の人
            街路樹の夜も落葉をいそぐなり
            打水や萩より落ちし子かまきり
            くもの糸一すぢよぎる百合の前
            朝顔の双葉のどこか濡れゐたる
            まつすぐの道に出でけり秋の暮
            ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
            づかづかと来て踊子にささやける
            翅わつててんたう虫の飛びいづる
            また一人遠くの蘆を刈りはじむ
            蘆刈の天を仰いで梳る
            生涯にまはり燈籠の句一つ

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