★ 阪神淡路大震災忌
伊勢地方の昨日は寒さも少し弛みましたが、今日の室温計は日中も10℃前後で推移して冷え込みました。
今日1月17日は阪神淡路大震災忌。 6千5百人近くの方々が犠牲となられた大震災から もう13年経ちました。
一昨年の記事にて阪神淡路大震災忌と季語について記した事があります。
その折に鷹羽狩行氏が阪神淡路大震災忌を省略して阪神忌を季語にしたいと提唱しておられ、主に関西の俳人による例句も見られたので 私は賛同しかねる由の意見を述べました。
しかし平成19年9月発行の角川大歳時記には関西震災忌・阪神忌・阪神淡路震災忌にて季語に収録されており、挙げられていた例句は下記のように全て阪神忌で詠まれていました。
俳句界で季語として定着さえすれば私にも異論は無いところですが、どうも未だ賛否両論のようです。
提唱者の鷹羽狩行氏の句は調べてみましたが見付かりませんでした。
阪神忌天幕の灯は野外ミサ 小路紫峡
沈黙といふ祈りあり阪神忌 池田琴線女
今ここに句座にあること阪神忌 藤田翔青
買ひおきに六甲の水阪神忌 北村和子
----------------------------------------------------
一昨年の記事を再掲載してみます。
『 同じく大被害をもたらした近年の阪神淡路大震災の忌日については「阪神忌」を季語として詠む例が見られますが、地名に忌を付けただけでは意味を成さず 「阪神震災忌」 とすべきだとの異論もあり季語と認知されている訳ではなさそうです。
もし関東大震災忌の事を関東忌と言ったりすれば関東の人にとって違和感を拭えないでしょう。 関西に長く居た私自身は阪神忌にどうも馴染めません。 第一 阪神タイガースフアンに怒られそうです。
ただし、俳句に詠み込み易いように省略した「震災忌」 が既に関東大震災の忌日を指す以上、季語として認知されている「広島忌」の例もある事ですから、詠み込み易く「阪神忌」を季語として認めてもよいのではとの意見にも頷けるところはあります。 難しいところです。
でも「阪神忌」に違和感を覚える私としては、少し文字数が多くても 「阪神震災忌」 と詠むか 又は他に季語を斡旋するかせざるを得ないのは仕方の無いところでしょうか。
神戸に長く在住していた事があり、震災3年目の1月17日に震災被害からも少し落ち着きを取り戻した神戸の友人達に招かれて追悼に訪れました。
その折に何句か詠みましたけれど、既に鷹羽狩行氏の提唱もあり「阪神忌」を季語として詠んでいる俳句も結構見られた時期でしたが、やはり季語として使いたいとは思いませんでした。
「阪神震災忌」 の9文字は流石に詠み込み難いので他の季語を斡旋しての句です。
初旅や遠き日住みし神戸まで 暢一
冬ざれの車窓見つづけなほ飽かず
震災の事も笑顔で新年会
熱燗や友の頭白く吾の薄く
手袋を脱ぎ追悼の記帳待つ 』
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。










コメント