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2004年7月31日 (土)

≪フォト俳句(51)≫8/1志摩半島

 志摩半島は日本有数のリアス式海岸(沈降海岸)である事は地理の教科書に必ず載っているので御存じの事と思う。
 しかし単純な沈降海岸ではなく、隆起海食台と言われる複雑な地形である。
 ある時は隆起して川が大地を削り、ある時は海面が上昇しておぼれ谷を造る。
 このような陸地や海面の複雑な変化によって芸術的な湾の景観が造られたのである。
 
 この湾を利用して御木本幸吉が世界初の真珠養殖を明治29年に成功させた事は余りにも有名である。
 以来真珠筏は志摩半島の象徴的な景となった。

 しかし山と海の入り組んだ地形のため農業生産は貧しいものであった。
 「鳥羽の城下で今つく米は磯部七郷の涙米」との俚謡が残っている。
 また陸上交通は昔は皆無に近く、舟に頼らざるをえなかった。
 昭和21年に国立公園第1号として指定されて観光客が押し寄せるようになり、やっと自動車道が整備されだしたのである。
 志摩人に取っては難渋な生活を強いられて来た土地なのである。

     誰か立つ真珠筏に泳ぎ着き  山口誓子 

 フォトの早暁の入り江に点々と浮かぶのは勿論真珠筏である。

 
        遠泳の真珠筏に休むなり  暢一 


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