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2004年11月の8件の記事

2004年11月30日 (火)

≪フォト俳句(90)≫11/30(№3) 居酒屋(愛知県岡崎市駅裏)

 掲示板をご覧頂いている方はそこで時折触れているのでご存知
の通り、前回記事の句会の後は 岡崎駅裏の居酒屋に立ち寄る事
が毎月の楽しみとなっている。
 駅裏と述べたが岡崎駅には西口と東口があり、句会場へ行く為
には西口へ出る。駅前広場がありモニュメントも建っているから
恐らくこの西口が駅表となるのであろう。
 但し人の流れは遥かに駅裏にあたる東口の方が多い。
 西口東口と云えば誰もが思い浮かべる有名な句がある。

       しぐるゝや駅に西口東口   安住敦

 何でも無い事を詠んだだけの句であるが哀愁の感を持って惹
かれる。その東口を出て夕日を背に居酒屋へ数人であるいは一人
で向かうのである。


      熱燗や酔はねば今日の終らざり  暢一


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2004年11月27日 (土)

≪フォト俳句(89)≫11/27(№2) 句座(愛知県岡崎市郊外)

 前回記事の東海支部が発足して岡崎句会開かれるようになったのは16年位前になろうか。 身辺事情等で出席出来ない時期もあったが、思えば月に一度とは云え伊勢から岡崎に長い期間通って来たものである。

 伊勢平野等の車窓の景、岡崎駅から句会場までの木々草花の様、等々を一ヶ月の間を置いて見る事になる訳であるが、その変化は著しいものがある。 日常見慣れている景はその変化もいつの間にかにとの感があるが、こうして一ヶ月毎に見る事で季節の移り変わりを実感出来て趣きがある。

 句会場は結社幹部の方のご自宅を拝借しての場である。 お抹茶と季節を先取りしたお茶菓子を全員で頂きながら一服の後 句会が始まる。
 真っ白で上品な飼い猫とも長い付き合いにて仲良しだ。

        冬鵙や水交社にて女人句座   岡本 眸

 フォトは11月9日の岡崎駅から句会場への道であるが、早くも並木は落葉を急いでいた。


       句座へ急ぐや鳥が舞ひ木の葉まひ  暢一


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2004年11月24日 (水)

≪フォト俳句(88)≫11/24(№1) 小菊(愛知県岡崎市郊外)

 私の所属結社の東海支部句会が月に一度愛知県岡崎市にてある。
 前にも触れた事があるが、伊勢市から乗り換えの時間も含めて
2時間半も掛かり ちょっとした小旅行である。
 JR東海道線にある岡崎駅は市の中心部ではなく郊外近くに
位置する。昔は農村地帯であったと思われる新興住宅地には名残
りの小さな菜園や花畑が見られて楽しい。
 家々の門、花畑には今の時期 小菊が一番目立ち、句会場迄の
道々菊の香が漂っていた。

    道ばたに伏して小菊の情あり   富安 風生

 菊花展等の大輪や懸崖の菊も品種改良が盛んにて数え切れない
程の品種があるようであるが、町中で普通に見られる小菊も又
多種のようである。
 駅から句会場迄歩いて10分の間に色々な小菊を見る事が出来た。


          町内の神社親しき菊花展  暢一


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2004年11月21日 (日)

≪フォト俳句(87)≫11/21(№4)八手の花(伊勢神宮 外宮裏参道)

 伊勢神宮 外宮の表参道を3回にわたって書いてきたが、
表参道と呼ぶからには当然裏参道もある。
 正面広場から300m程西にまた小さな広場があり、下乗の
立て札と手水舎が建っている。
 この裏参道の方が我々伊勢市民にとって馴染みがあるかも知れ
ない。
 20年毎の御遷宮にて市民挙げてお木曳行事を行なうが、
各町毎のお木曳車が勇壮に曳き込まれるのが この裏参道である。
 すぐ横手に貯木場があり そこに水飛沫を上げながらお木を
降ろす様は見物である。
 手水舎と火除橋の間に新しい切り株が見られて印象的であった。
 結構な樹齢の木であったと思われるが朽ちて危険になったので
あろうか。
 そばに八手の花がひっそりと咲いていた。

    花八手けふを花火のごとく咲け   上田五千石
    水暮れて音のくぐもる花八手     上田五千石

 色も形も花らしくない花の八手である。地味なのか派手なのか。
 上田五千石も両方を詠んでいる。


          夕暮れて寒の窺ふ花八手  暢一  


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                手水舎        御手洗
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          火除橋              裏参道
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                      八手の花 

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2004年11月18日 (木)

≪フォト俳句(86)≫11/18 (№3)落葉(伊勢神宮 外宮表参道)

 伊勢神宮 外宮表参道を訪れた続きである。
 手水舎の御手洗で手を清め大鳥居をくぐると神楽殿、正殿へと
昼なお暗きと云った風情の参道が続く。
 鳥居は巨大と云う程ではないが かなり大きなものである。
 小さいので分かりづらいが フォトの鳥居の下に拝礼をしている
二人の参拝者が小さく見える事から鳥居の大きさが想像出来ると
思う。
 大鳥居の右側に真っ白な幣を結びつけた榊が飾られているのを
見て身の引き締まる思いがする。
 結婚式の折りに神官が新郎新婦を清めるために振る事で御馴染
みの幣のついた榊である。

 鳥居をくぐると早朝のことにて落葉掻きをしていた。
 竹箒、熊手、竹篭とこんなところにも神宮らしい昔を見る思い
がする。
 落葉の句と云えば次の2句がよく知られている。

      啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々   水原秋櫻子
      白き手の病者ばかりの落葉焚    石田 波郷

 外宮では早朝から10時過ぎ頃まで随所で掃除をしている人々
が見られる。これからますます落葉盛んとなる時期、ご苦労で
あろうと思う。

 
        落葉掃く次の落葉のために掃く  暢一 
 

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2004年11月12日 (金)

≪フォト俳句(84)≫11/12 (№1)菊花展・手水舎(伊勢神宮・外宮表参道)

 11月6日の早朝、前々回の記事である伊勢神宮・外宮神域
の勾玉池にて山茶花を見た帰り外宮表参道の方にも寄ってみた。
 
 正面広場から火除橋を渡るとすぐの所に参拝前の手を清める
手水舎(御手洗所)がある。口をすすぐ事も出来る御手洗の澄ん
だ水に青空と杜の木々が映えて清々しい。
 その前で菊花展が毎年開催されている。
 土曜日とは云えまだ人気の少ない早朝の参道に菊の香が漂っ
ていた。
 
        菊花展ありて境内人まばら   清崎敏郎

 地方とは云え都市の中心部にこのような広大で深閑とした神域
があることは伊勢市民にとっても幸せな事である。

          菊花展懸崖のまだ蕾なる  暢一


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   (火除橋)       (手水舎)
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        (手水舎御手洗)           (御手洗と菊花展)
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          (菊花展)             (表参道大鳥居)

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2004年11月 9日 (火)

≪フォト俳句(83)≫11/09 立冬・芙蓉の実(伊勢市内)

 一昨日(11月7日)は立冬。暦の上では早くも冬の始まりで
ある。これからは初冬の季語で俳句を詠む事になる。
 立冬等は陰暦に基づいているので本来なれば実際の季節よりも
一ヶ月以上早いと云う事になる。
 俳句界でも季語を見直すか否か議論されているが、おおむね
歴史のある季語はそのままにとの意見のようである。

 前回で触れたように冬の花々が咲き出し、朝晩に寒さを感じ
だすこの時期、冬の前触れとの実感はなくはない。
 まだ寒い時期に春の兆しを、暑い時に秋の僅かな気配を感じて
詠む事は俳句の楽しみでもあろう。

 ただ秋の季語とされる菊はまだまだ盛りであり、紅葉もこれか
らである。厳密な事を言わずに今の時期は実感にて晩秋、初冬の
季語に拘らず詠めばよいと思う。

      立冬の女生きいき両手に荷   岡本 眸

 以前記事にした伊勢神宮外宮への参宮道にて昔栄えた八日市場
町の芙蓉も冬の季語となっている実をつけていた。

          
          歩道橋登るや町の冬に入る  暢一


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(9月下旬)芙蓉の花        (11月7日)芙蓉の実

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2004年11月 6日 (土)

≪フォト俳句(82)≫11/6 山茶花(伊勢神宮 外宮神苑・勾玉池)

 早朝 少しご無沙汰であった伊勢神宮 外宮神苑にある勾玉池に出掛けた。 
 今まで折りに触れ訪れては勾玉池を数限りなく句に詠んできて私のご贔屓の場である。
 池の入り口付近に山茶花(サザンカ)が清楚な花をつけていた。 池畔には石蕗(ツワ)も咲いている。 明日の立冬を控えて、早くも冬の季語になっている花々を見て冬近しを感じる。
 ただ伊勢は少し早いようではある。千葉の友人の辺りで山茶花はまだ咲いていないと昨日のメールで触れていた。
         
 10月14日に訪れた時 池の奥まった所の生垣に白とピンクの花を見付けたが、かなり小振りながらどう見ても花の姿は山茶花である。 こんなに早い時期にと思ったが種類によって10月に咲き出すのもあるのであろう。
 伊勢の町中も勾玉池畔も盛りの金木犀の香りが漂っている頃の事である。

        山茶花の長き盛りのはじまりぬ   富安風生

 椿は春の季語になっているが冬に咲く椿もあり、椿と山茶花は同じような花の姿にて実に紛らわしい。
 見分ける方法は花ごとぽとりと落ちているのが椿。 桜のように花びらの散っているのが山茶花である。


        山茶花の散り急がねば次々咲く  暢一

 
 (10月14日) 金木犀 ・ 山茶花
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 (11月6日)  石蕗の花 ・ 山茶花 
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