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2005年4月の8件の記事

2005年4月30日 (土)

≪フォト俳句(130)≫5/5 (桜 №5) 八重桜・鯉幟 <宮川堤 ②>

 前回記事の宮川堤と 江戸時代に人柱となった松井孫右衛門を祀る旧堤との間に野球グラウンド跡がある。 と云ってもごく小さなものにて子供の遊びでかろうじて使用出来た程度のものである。
 4月下旬のそのグランド跡に鯉幟が写真のようにずらりと横並びに勢揃いして泳いでいた。 この頃各地でよく見られる光景であるが、私にはあまり感心出来ない光景でもある。
 鯉幟はやはり幟竿に泳いでこそ美しい。先端に矢車を頂き 吹流し 親子三匹の鯉幟の姿が美的に最も完成されたものと思う。(参考画像
 
 今日の5月5日端午の節句に合わせて掲載したみたが、 撮影時の宮川堤は既に桜の木も若葉して蘂(しべ)が地を赤茶色に散り染めていた。
 花見客で賑わったここも今は地元の人が散策やジョギングをしたり犬を散歩させたりと日常に戻っている。
 桜並木の途切れた堤をまだ暫く行くと八重咲きの桜が点在している場所がある。 花期の遅い八重桜は折しも満開であった。

    満ち足らふことは美し八重桜   富安風生
 
 堤を降りてみると 年配の男性が蒲公英の一面に咲く草地に座り込んで写生をしていて 実に絵になる景であった。


      蒲公英やここ老画家の指定席  暢一


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≪フォト俳句(129)≫5/2 (桜 №4) 宮川堤 ①

 暦は初夏も間近の5月を迎えたが、伊勢の桜シリーズ第4回目である。
 今回は宮川堤
 伊勢市西域を流れる宮川については今までも
 ≪フォト俳句(71)≫10/3 台風21号・宮川
 ≪フォト俳句(72)≫10/6 台風21号・宮川(№2)
 ≪フォト俳句(73)≫10/9 宮川堤の人柱・松井孫右衛門
その他と触れてきた。
 伊勢辺りでは市街地と郊外の境を流れる宮川は日本有数の多雨地帯である大台山系を源流として総延長約90km、三重県内を流れる川では最大の河川である。国土交通省(旧建設省)の水質検査にて平成3 12 14 15年と全国一位になっている。
 宮川堤と河川敷は公園に整備されて伊勢市民にとって良き憩いの場である。

 雑誌「俳句研究」の付録である俳句手帳の吟行参考資料の一項目に「日本の桜の名所百選」があるが、三重県では伊勢の「宮川堤」と美杉村の「三多気」の二ヶ所が載っている。
 写真は例によって早朝である為に人影は無いが、約1kmにわたって1,000本以上の桜が植えられていて大勢の花見客で賑わう。
 夜は伊勢市民の宴会場と化して喧騒を極める。(参考画像
 伊勢の山河を望みつつ辿る堤の桜トンネルに飽きる事はない。

       強風に川青ざめし遠桜   岡本 眸

 川原に下りてみると浅瀬に石が細長く中州迄積まれている。
 水遊びも心地良い季節となって子供達の仕業であろうと思いつつ私も渡ってみた。


        喧騒のやがて始まる朝桜  暢一


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2005年4月29日 (金)

≪フォト俳句(128)≫4/29 (桜 №3) 月夜見宮・神路通り

 前回記事の勾玉池のある外宮の北参道前から真っ直ぐな小道約300mが町中を別宮である月夜見宮迄伸びている。神路通りと云う。
 この通りの事はブログの当初に触れた事がある。
    <フォト俳句(10)> 花石榴・神路通り(伊勢市内)
 散策の帰路は何時もここを行く。正面に月夜見宮を望み雰囲気の佳い神路通りである。
 月夜見宮の創建年代は不詳であるが、延暦二十三年(八〇四)の『止由氣宮儀式帳』に既に記載されている事からも古代からの歴史を誇る神社である事に違いはない。神路通りも又然りである。

 通りの途切れる所、月夜見宮の手前に厚生小学校と小さな公園がある。
 路沿いにも所々桜が見られるが、公園にかなり古い桜の木があり素晴らしい花を咲かせていた。
 また月夜見宮前の通りは短いながら桜並木である。
 名所の桜も佳いが町中の桜もまた捨て難い。

      神さびの幣のふくらみ桜どき   岡本 眸    

 月夜見宮の桜を夜訪れて撮影してみた。街灯に照らされて闇空に光る桜は美しかったが写り具合は残念ながらもう一つであった。 
    
        漆黒の空や桜の螺鈿めく  暢一

  【螺鈿(らでん)】貝殻の真珠光を放つ部分を
              漆器や木地にはめこんで装飾するもの


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    月夜見宮          〃           〃
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   厚生小学校         公園          〃      
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    神路通り           〃           〃

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2005年4月26日 (火)

≪フォト俳句(127)≫4/26 (桜 №2) 外宮神苑・勾玉池

 前回は時期そのままに前日に撮った桜蘂を題材とした。しかしパソコン故障の為に更新出来なかった間にも撮り溜めた桜の写真が如何にも惜しいので、時期外れとなってしまうが暫く神宮・宮川堤・町中等の桜をテーマに続けていきたいと思う。
 まずは私のお気に入りの場である勾玉池から。
 
 と言っても勾玉池に桜の木は少なく疎らに点在するのみにて、3月末にご紹介した初桜もまだ若い木の数本に過ぎない。
 しかし新緑の間にぽつぽつと桜の見える景もまた趣きがある。
 写真の上右のみは外宮神域に面する旧NTTの桜にてかなり古く見事な花を咲かせる。
 池畔に一木 山桜が立っている。そう大きくはないが樹齢は経ていそうにて赤っぽい葉の間に咲く花の風情は捨て難い。

      一木の山桜咲き散りてゆく   右城暮石

 勾玉池には何時も仕事前の早朝に訪れるが、斜めに射す朝日によって被写体に減り張りが付く効用がある。
 昼の陽射しで撮った写真は少し平板になり易いものである。


      朝桜かなしきまでにまぶしけれ  暢一


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2005年4月23日 (土)

≪フォト俳句(126)≫4/23 (桜 №1)桜蘂・牡丹桜 <外宮神苑 勾玉池、宮川桜堤>

 パソコンの故障、買い替えの為 記事を更新出来なかった僅かな時期に、桜が咲きそして慌しく散ってしまった。
 昨日の早朝 例によって町中を散策しながら伊勢神宮の外宮神苑 勾玉池に出掛けてみた。
 外宮神苑の前に鰻屋があるが その駐車場に立派な桜の古木があり満開の様は一幹の桜とは思えぬ程の見事さである。
 花は散り果て若葉が目立ち始めた今の時期のこの古木は落花の後 枝に残った蘂(しべ)が紅も鮮やかである。桜は若木よりも古木であればある程 花も蘂も大きく立派にたわわである。
 蘂の姿はある種の楓の花によく似ているが、楓の花よりも大きくよく目立つ。花が散り果てると見向きもされない桜ではあるが、蘂も散ってしまう迄の今暫く また違った風情が楽しめる。ぜひ目を留めて頂きたい。

 下の中・右の写真は数日前に訪れた宮川の桜堤である。花見客で賑う名所も花が散り果て蘂のみ残る今は閑散としているが屋台が一部まだ開いていた。

     雨に色交へて桜蘂降れり   宮津昭彦

 勾玉池は4月初旬に訪れた時にはまだ残っていた鴨もすっかりと姿を消して 池の面ががらんとして広く見える。
 若い八重咲きの桜一木のみが満開の花を朝日に輝かせていた。


      鴨引きし勾玉池の広さかな  暢一


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2005年4月20日 (水)

≪フォト俳句(125)≫4/20 (№3)青木&柊南天の花(伊勢市内・浦の橋商店街)

 そろそろ買い替えの必要があるなと思いつつ使っていたパソコンが遂にダウンしてしまった。 
 パソコンがと云うよりもディスプレイが横一文字の細い線しか映らなくなくなったのである。
 潮時とあれこれ検討した結果ネットでカスタマイズした上で取り寄せた為に思わぬ日が掛かってしまったが、ようやくに届いて早々に設置セットアップした次第である。 
 読者諸氏には不測の事態にて記事の更新にブランクが生じた事を心よりお詫び申し上げる。
 早速に下書済になっていた記事を手直しして取り急ぎ更新したのでご覧頂きたい。

 前回、前々回と同様 伊勢市内の浦の橋商店街の事であるが、歩道には常緑樹も植えられている。
 南側の歩道には青木柊南天が交互に植えられていて、今(4月初旬)どちらの木も花盛りである。
 写真の上3枚が青木、下3枚が柊南天だが、柊南天の鮮やかな黄の花に比べて青木は如何にも地味な色の花にて注意して見ないと咲いている事すら見逃してしまいそうである。

 青木の名は枝が濃い緑色をしていることに由来する。他に樹皮が緑色をしている事から名のついた木でよく知られているものに青桐がある。
 柊南天の命名も分かり易い。葉が柊に、実が南天に似ているからである。
 科を問わず柊の葉に似ているからと命名された植物には、柊草・柊木犀・柊黐・柊虎の尾、それに柊南天擬きと云ったややこしい植物名迄ある。

   かげろふや魚屋の水花舗の水   岡本 眸

 浦の橋商店街は小規模のショッピングセンターと県下有数の魚屋を中心にその他小さな店舗が集まった町中の近隣型商店街であるが、近隣町内の他に郊外の度会町、玉城町等の農村地帯をも商圏としている。
 買い物客との会話も弾む昔ながらの雰囲気を持っていて親しみ深い。


    春昼の花舗にきて選るプレゼント  暢一
 

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2005年4月 9日 (土)

≪フォト俳句(124)≫4/9 (№2)春の草花(伊勢市内・浦の橋商店街)

 前回の続きであるが、花一杯運動中である伊勢市内の浦の橋商店街では施策としてのプランターの花だけでなく、掲載写真のように各商店も店頭に様々な花を飾っている。

 ごく一部しかご紹介出来ないが それでも12枚掲載してみた。
 この時期は花にも「桜」の名を冠したものが結構ある。プランターの桜草を筆頭にして店頭にも乙女桜常磐桜等が見られる。
 プランターの桜草は外来にてプリムラ種であるが、元々日本には昔から日本種の桜草があり紛らわしい。日本種はもっと楚々とした草花である。
 桜名を冠した花には思い浮かぶだけでも他に 桜菫、芝桜、桜蘭、桜麒麟、美女桜、桜蓼、桜躑躅、またサイネリアの和名は富貴桜と云うらしい。

        春晝や海女もきてゐる眞珠店   皆吉爽雨

 舗道には早くも蒲公英までが勝手に咲き出していた。 

       魚屋に魚のにほひ水温む  暢一


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    桜草           〃            〃
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    鈴蘭         常磐桜         乙女桜
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   春蘭        春蘭の花  ブルーデージー?・シクラメン
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    都忘れ        ベゴニア         蒲公英

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2005年4月 6日 (水)

≪フォト俳句(123)≫4/6 (№1)春の花壇・浦の橋商店街(伊勢市内)

 伊勢市は今 市内商店街を中心に花一杯運動を実施している。
 プランターを提供したり又 多少の補助も出費しているのであろう。
 全国的に商店街の衰退が言われて久しいが、伊勢市及び近郊にても同様である。 昔から市内一番の賑わいを見せてきた伊勢市駅周辺及び それに続く銀座新道商店街の凋落振りも目を覆うばかりである。
 各商店街そして市の商工課や商工会議所が手をこまねいてきた訳ではなく、アーケード建設等々再開発や共通ポイント券の発行を始めとしての消費者サービスと多額の投資・対策等も国・県・市・会議所の補助の元に実施されてきた。 
 しかし時代の流れに逆らう程の効果は難しいのが現実である。

 と云ったような事から振興策としての一環が花一杯運動である。商店街全体に四季折々花を欠かさず咲かせていく事はご苦労な事であろうけれど、市内でも西部に位置する浦の橋商店街が一番熱心に取り組んでいるようである。
 また浦の橋商店街は今の時世に関わらず市内では最も健闘している商店街でもある。
 桜草を中心に三色菫(パンジー)等が春を演出しているが、歩いていても心和む思いがする。

       パンジーの畑蝶を呼び人を呼ぶ  松本たかし

 この商店街のパンジーも人を呼んでくれると良いのだが…。

  
       駅前の寂れてゆくよ桜草  暢一
 

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