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2005年6月 4日 (土)

≪フォト俳句(141)≫6/4 卯の花 (外宮神苑 勾玉池⑥)

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 前回記事の皐月の植え込みの端にある四阿(あづまや)の辺りで勾玉池は大きく東側に曲がり細くなる。 名の通り 池の形は勾玉の形を想像して頂ければよい。
 そこからは神宮の小山が迫り少し薄暗く池の奥と云う雰囲気がある。
 
 その奥まったところに今 「空木」(うつぎ)の白い花が房状に満開である。
 「空木の花」は「卯の花」の別称の方がよく知られている。「卯の花の匂う垣根に…♪」の歌でご存知の花である。
 図鑑に「卯の花」の名の由来として「卯月(陰暦四月)に咲く事から卯の花と云う」と載っていた。 これはおかしい。 鶏が先か卵が先かの話ではないが「卯の花の咲く時期である事から陰暦四月を卯月と云うようになった」が定説である。
 万葉集に大伴家持が
  「卯の花の咲く月立ちぬ霍公鳥来鳴き響めよ含みたりとも」(参考
と陰暦四月を「卯の花の咲く月」と詠んでいる事からも定説の通りであろう。
 尚 俳句の季語(夏季)としては主に「卯の花」「花卯木(はなうつぎ)」を使う。
 
    卯の花や一握となる洗ひ髪  鷲谷七菜子

 掲句の作者 鷲谷七菜子氏はこの度 句集「晨鐘」(しんしょう)にて「蛇笏賞」を受賞した。  「沈黙の中に思いをひびかせる俳句という詩形」と氏が述べているように端正な詩性を感じる句集である。
 「俳句俳話ノート」に概略と50句抄を掲載しているのでご覧頂きたい。


       神垣の池畔幽める花卯木  暢一


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