≪フォト俳句(160)≫7/31 ① 時計草
毎日のように通る路地に「時計草」の花がまだ咲いている。
確かこのお宅の時計草は5月の末頃には既に咲いていた。もう2ヶ月になる。結構花期の長い花だ。
その5月末の時計草は撮影してあったが、花菖蒲、紫陽花、古代蓮等の連載が続いた為に記事にする機会を失していた。
時計草の名の由来は一目瞭然である。花の姿が時計にそっくりだ。ご丁寧に雄蕊の花柱が時針、分針、秒針の三針の如く三方に伸びているから尚更に時計の姿を彷彿とさせる。
時計草たそがれ長きことは知る 後藤比奈夫
英名では「パッション・フラワー」と呼ぶ。雄蕊の花柱をキリストに,副花冠を後光に例えたものであるらしい。
「パッション」(the Passion)とはキリストの受難を意味する語である。南アメリカを旅行中のスペインの宣教師達が発見した時の印象から名付けられたものと云う。
時計草朝日に刻をきざみだす 暢一
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