≪フォト俳句(167)≫8/25 百日紅(さるすべり)
今 伊勢市街地のそこここで「百日紅」の花が盛りだ。いつから咲き出したかは覚えていないが、市内では7月初旬頃には既にちらほら見られたと思う。
「百日紅」は中国語からの表記。 日本語では「さるすべり」と呼ぶ。
「百日紅」の名の由来は花期がおよそ百日に及ぶ事からであるが、日本語の「さるすべり」はご存知のように幹がつるつるとしていて猿でも滑りそうな木、が由来である。 同じ花木の名でも国によって発想の違うところが面白い。
紅色の花が一般的だが、写真のように白い花の種類もある。
欠伸して唇叩く百日紅 岡本 眸
「百日紅」と言えば杉浦日向子氏に同名の漫画がある。 9年前の作品にて浮世絵師 葛飾北斎と娘の日常や不思議な出来事を綴った好著だ。
また彼女はNHKの番組「お江戸でござる」にて江戸時代の事を面白く含蓄深く話しておられた。私も楽しみに拝見していたフアンの一人だが、惜しまれる事に この7月に早世された。まだ50歳前のはずである。
一日の怠惰に暮るる百日紅 暢一
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コメント
芭蕉翁の愛された土地で、素敵な企画ですね。より多くの方が俳句に馴染んで欲しいと思います。
投稿: 駿 | 2005年8月25日 (木) 06:06
駿さん コメント有り難うございます。
俳句に馴染みのなかい方にも親しんで頂ければ本望ですね。
貴方のブログも早速拝見致しました。
投稿: のぶ | 2005年8月25日 (木) 18:55