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2005年11月15日 (火)

≪フォト俳句(182)≫11/15 芒・米山新田(伊勢市郊外)

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 伊勢市郊外円座町の宮川東岸と山並みの間にさほど広くはないが田園地帯が広がる。
 ここは江戸時代に開墾され「米山新田」と呼ぶ。(№112)にて少し触れた事がある。
 
 米山新田の名は開墾に心血を注いだ当時の円座組大庄屋の米山家から付いたものである。
 この時代の円座町は(№155)で題材に採り上げた紀州藩の領地であったが、大庄屋米山家四世が高台の為に水利の悪い荒地であったこの一帯を紀州藩の援助を得つつも家財を投げ打って水路を開き開墾した。元禄2年(1689)から9年の事だ。

 それから140年を経ていつしか荒廃してしまった水路を、文政12年(1829)米山家九世の代に更に延長した上で再興し、現在に至っている。
 しかし米山家九世宗持はその事業による借金返済の責を負って天保10年(1840)に自刃すると言う悲劇もあった。
 米山家が借金を完済出来たのは明治期であったらしい。

 どのような土地にも興味深くまた地元民にとって掛け替えのない歴史があるものである。
 一本の桜の樹が立つ記念碑は何時も綺麗に清掃されている。
 
    日を伊勢にかたぶけにけり花芒    飴山實  

 10月に訪れた折の畦の曼珠沙華も姿を消し、主役交代の芒が風にそよいでいた。

       山里に無名の故事や花芒  暢一

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