≪フォト俳句(223)≫5/10②牡丹寺 (朝田寺・松阪市)

前回よりの続きである。
朝田寺(ちょうでんじ)の場所を郵便局で尋ねた時、局の職員は「ちょうでんじ?」と初めは分からない様子。 別の職員が「朝田の地蔵さん」と呼ばないとピンとこないよと笑いながら教えてくれた。
山門を潜ると屋台が二つ出ていたが誰も付いていない。 本堂は如何にも古刹らしい雰囲気のたたずまいである。
朝田寺は807年に空海(弘法大師)が伊勢参宮のみぎりに彫った地蔵菩薩を本尊としたのが始まりと言われるが、織田信長の伊勢平定の際 兵火にあい現在地に移った。
現存の建物は、本堂(1652年) 山門(1673年)など江戸時代の物だ。

牡丹苑に入る前に本堂と文化財の拝観をと受付で料金を払う。
牡丹苑共にて700円也。
そのお蔭で本堂内々陣に入る事が出来た。
地蔵菩薩立像を安置した須弥壇は実に華やかだ。
807年に空海が彫ったと言われるこの立像は国の重要文化財に指定されている。

須弥壇の左側に人形供養の壇が設けられていた。
安置されている像は僧形座像。
平安時代の作と言われる。
朝田寺は8月の地蔵盆に「朝田地蔵まつり」で8日間賑わい、「朝地蔵」と云って午前0時よりの法要で始まり最後の日は盆踊り、打ち上げ花火、火渡り等の催しがあるとパンフレットに書いてあった。
剥落を夢に癒さむ春菩薩 林 翔
地蔵菩薩に合掌しながら暫し瞑想していると、受付の女性がにこやかにどうぞこちらから文化財もご覧下さいと事務所の中へと案内してくれた。
次回はそれら文化財のご紹介をしたいと思う。
須弥壇の金色鈍き若葉寒 暢一
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