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2006年6月25日 (日)

≪フォト俳句(234)≫6/25 ② 花菖蒲 (外宮神苑・勾玉池)

Aimg_4464 伊勢志摩吟行会記の前回よりの続きである。
 外宮本殿は豊受大神宮と称するが、その前の広場の山側奥に続く小道を行くと風宮、土宮、多賀宮、下新井神社の社殿が建つ。
 メンバーは殆どがそちらに向ったが、私は一足先に足の不自由な会員と勾玉池に行き休憩所で休んでもらう事にした。

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 本殿から今度は表参道口に出る。 
 これで外宮参道を裏から表と全て辿った事になる。
 表参道口のすぐ横に勾玉池が広がるのだ。
 池畔の躑躅も印象的だったが、お目当ての花菖蒲は丁度満開だ。
 いつものように神鶏が池畔に遊んでおり、会員にとっては珍しいのか とても喜んでいた。

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 前回にも触れたようにこの吟行会も5回目であるから、会員諸氏に勾玉池を訪れて頂くのも5回目だ。 毎年 6月の第2火曜日に訪れているが、年々の花菖蒲の咲き具合が違う。 
 去年も幸いに満開だった。 一昨年やその前は盛りが過ぎてしまっていて落胆させられた。 こうして満開の様を見ると正直安堵する。

 そうこうする内に、メンバーが三々五々勾玉池に到着する。 皆も咲き具合が気になっていたらしく、満開の花菖蒲に喜びの声を上げる。 遠来の客としては尚更の思いだろう。
 30分間の自由行動を告げると それぞれ句帳を手に散っていった。

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           風みちにはなびら泳ぐ花菖蒲   上田五千石

 掲句の作者 上田五千石は秋元不死男、山口誓子に師事。 「畦」創刊主宰。
 今から9年前の平成9年9月2日没。享年63歳。
 第一線で活躍中の彼の突然の訃報は当時の俳句界に衝撃を与えた記憶は未だ生々しい。 存命であれば今年72歳である。 重鎮としての活躍がまだゝゝ期待出来た俳人であった。
 著名な句を少し挙げて見る。

                  万緑や死は一弾を以て足りる
                  秋の霊立志伝みな家を捨つ
                  早蕨や若狭を出でぬ仏たち
                  オートバイ荒野の雲雀弾き出す
                  ゆびさして寒星一つづつ生かす
                  もがり笛風の又三郎やあーい
                  父といふしづけさにゐて胡桃割る
                  渡り鳥みるみるわれの小さくなり
                  木枯しに星の布石のぴしぴしと
                  いわし雲亡ぶ片鱗も遺さずに

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              風死して静寂重き花菖蒲  暢一

       
                      <全画像拡大可>

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