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2006年7月15日 (土)

≪フォト俳句(238)≫7/15 ⑥ 奥志摩

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 引き続き伊勢志摩吟行会記の6回目である。
 金剛證寺を拝観の後、朝熊山々頂の展望台で少しだけ車を停めて展望を楽しみ鳥羽方面へとスカイラインを下りた。
 くねくねと曲る山道は時に左に時に右に海が見えて楽しい。
 
 鳥羽から賢島の横を素通りして船越浜の景を楽しみ 和具の半島の先端に当たる御座岬に向った。

Bmapimage1 冒頭の画像は賢島からの英虞湾の景観だ。
 左の地図でもお分かりのように、この辺りは世界的にも珍しいリアス式海岸が複雑に入り組んだ独特の景観が見られる。
 
 下の4枚の画像は半島への入り口付近に当たる 「船越浜」。 
 10台程の駐車場もあり 「船越前浜小公園」 の標識が出ている。 岸壁に石段が設けられていて砂浜に下りる事も出来る。
 ここは賢島の複雑な内海の景から一転して、太平洋の大海原の景が楽しめる。 
 また海女舟が幾艘も見られる事でも知られているが、当日その姿は無く皆残念がっていた。 午前中でないと無理なようだ。

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          3img_4560 4img_4561

 
 船越浜から半島の先端まで走り 「御座」 へ行く。 
 御座にはその名の通り白砂の綺麗な 「白浜海岸」 があるが、その海岸前の旅館に宿泊する為である。
 この旅館と白浜海岸については 「日々身辺抄(6/15)」 でも触れたので宜しければご覧頂きたい。

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 翌朝 朝食前に白浜海岸に出てみる。 
 途中の空地に 「待宵草」 が咲いていた。 
 竹久夢二作詞の 「宵待草」
 ‘待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ’
はこの 「待宵草」 の事を指す。 夢二が間違えたのか知っていて宵待草としたのかは不明。
 右の画像でも分かるように、朝になってしぼんだ花が赤っぽく変色するという特徴がある。

 白浜海岸は遠浅で東海地方随一の水質を誇り、日本の88選に選ばれた海水浴場でもある。
 シーズン前なのでまだ海水浴場としての準備は整っていないようだ。 浜に下りる階段は砂に埋もれていた。
 白浜海岸は私の若い頃 海水浴場の施設など無く 観光とも無縁の自然のみの海岸だったが、伊勢志摩地方では昔から海水も砂もとても綺麗な海岸として名は知られていた。
 名の通り実にさらゝゝとした綺麗な白い砂は貝殻によって出来た砂だからだ。


             梅天の海を覗けば深みどり  暢一


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 浜辺らしく 「浜昼顔」 が咲き、 「海桐」 (トベラ)が青い実を結びだしていた。
 「浜昼顔」 は 「昼顔」 の花とそっくりで見分けが付かないが、葉の細い昼顔と違い葉が丸いので判る。 名の通り海岸に生息する。

 「海桐」 も海岸に生える植物だ。 
 5月に白い花を咲かせた後に下の画像の様に実が生るが、秋になってこの青い実が黄色くなりそして弾けて中から真っ赤な実が現れる。 
 この 「海桐の実」 は俳人好みの題にて盛んに詠まれているが、秋の季語である。


                磯日和はじけて赤き海桐の実   渡辺和子            


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 尚、御座白浜海岸へは8月中旬に再訪する機会があり、海水浴の景や浜木綿の花など盛夏の様子を下記日付にて取り上げた。 宜しければご覧頂きたい。

      「日々身辺抄」 8月18日8月19日8月21日8月23日8月24日

                           <全画像拡大可>

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コメント

はじめまして。

きょう偶然こちらのブログを見つけて楽しく拝見いたしました。伊勢はずいぶん前に一度行ったことがあるだけですが、なつかしく思い出しております。俳句も読ませていただきましたが、年季が入ってるなあという感じがいたしました。飄逸なのに風格がある句が多いと思いました。私も最近、俳句と写真を始めているので、勉強させていただきます。

投稿: nabesan | 2006年7月15日 (土) 20:16

 nabesanさん ご訪問有り難うございます。 
 伊勢にはお越し頂いた事があるとの事、私のブログでも伊勢をお楽しみ頂ければ幸いと存じます。
 早速に貴ブログを拝見致しました。ご自身に引き付けて詠んでおられて楽しく拝見しました。写真も素晴らしいです。
 同好の士として今後共宜敷くご厚誼下さい。

投稿: のぶ | 2006年7月15日 (土) 22:32

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