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2006年9月20日 (水)

≪フォト俳句(251)≫9/20 ② 岡崎行(近鉄特急車窓)

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 前回に触れた伊勢市駅はJRの駅舎にて近畿日本鉄道の特急も停車し、我が家からは近い事から近鉄に乗るのにも専ら伊勢市駅を利用するが、近鉄の伊勢市玄関口は冒頭画像の「宇治山田駅」である。 但しこの画像は正月に撮影したものだ。 大きな門松が写っている。

 「宇治山田」とは50年前まで伊勢市の旧市名であった事から今もそのまま駅名となっている。
 この近鉄「宇治山田駅」は昭和6年(1931年)建設の中々趣のある名建築の駅舎だ。
 国の登録有形文化財にも指定されていて一見の価値があるが、存命であれば97歳となる父が20代の折に正装して新築早々の宇治山田駅舎の前で記念写真を撮っているのがアルバムに残っている。


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 今回からは岡崎句会に出掛ける折の近鉄の車窓風景を取り上げてみたいと思う。

 伊勢市駅を発車すると伊勢市町中はあっと云う間に過ぎて市内西を流れる宮川を渡る。
 宮川は日本有数の多雨地帯である奈良県境の大台山系を源流とし、三重県下最長の一級河川であるが何度も水質日本一に選ばれた清流だ。 上の画像左2枚がその宮川である。 
 右端の画像は伊勢市の隣の松阪市の手前を流れる櫛田川。 全長約85kmの一級河川だ。

 宮川を渡ると伊勢平野の田園地帯が広がる。 9月12日の景であるが 稲田は全て刈り取られていた。
 伊勢平野の稲田は例年8月の中頃に稲刈りを行うが、今年は梅雨が長引いた影響で9月初め迄ずれ込んでしまった。

               稲刈つて畦の緑の幾何模様  暢一


 しかし刈田には早くも「穭(ひつぢ)」が見える。
 「穭」とは稲を刈ったあとの切り株から、青い芽が萌え出てくる事を言う。 秋の季語にて俳句に親しんでいる方ならご存知だろう。 
 
             らんらんと落日もゆる穭かな  富安風生 
                             

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 20年近く毎月々々見ている車窓風景だが、土地々々の景観や月々の季節による変化も楽しく見飽きる事がない。
 近鉄特急は伊勢市から松阪市、そして大阪方面への乗り換え駅の中川に停まり、次は県庁所在地の津市。 津には市民の自慢する世界一がある。 それは「つ」と世界で一番短く発音する都市名。 ま~たわいも無い自慢である。

 津市から鈴鹿市を過ぎて暫くすると鈴鹿川越しに高く巨大な煙突が遠くに見えてくる。
 昔、公害で有名になった日本有数の工業地帯を持つ四日市市だが、以降は次回に譲りたい。

                       <全画像拡大可>

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コメント

伊勢までは名鉄、近鉄ともに今までに乗ったことがなく、
のぶさんの紀行文で乗った気分に。
宇治山田は伊勢の以前の名とは、のぶさんのお陰で
またまた博学になりました。
櫛田川から雲出川、津にかけてはシギ、チドリ、カモ類が
多く、こちらから探鳥に行きます。
あの有名なミヤコドリを見に、二度行きましたが、
あいにく見られませんでした。
またの挑戦です。

投稿: 菊子 | 2006年9月21日 (木) 09:02

菊子さん こんにちは。
 流石ですねぇ。探鳥名所は殆ど走破しておられますね。
 伊勢湾に流れ込む川の河口はどこも鳥の楽園ですね。
 櫛田川も雲出川も河口は遠いので近鉄車窓から望めませんが、国道を走ると見られます。本当に色んな鳥が群れていますね。千鳥の群れの飛ぶ様は特に印象的です。

 ところで「北海道」「樺太」の名付け親である松浦武四郎は雲出川南岸にある須川村出身なのですって。

投稿: のぶ | 2006年9月21日 (木) 16:11

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