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2007年1月の3件の記事

2007年1月25日 (木)

≪フォト俳句(271)≫1/25 ② 風車 (青山高原)

 正月明けの公私共の多忙の為に1月8日以降の更新が遅くなってしまいました。 ご訪問頂いていた方々にお詫び申し上げます。
 

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 前回記事にて次回は正月を榊原温泉の湯に楽しんだ折に旅館から望んだ青山高原の風車を題材にしたいと記した通り、榊原温泉宿泊の翌日に訪れた。

 榊原温泉から国道165号線を西に30分も走れば青山峠。 そこから青山高原の尾根伝いに走るスカイラインへの道に入る。  
 国道165号線は「伊勢北街道」と呼ばれ大阪や奈良南部より伊勢への歴史ある旧街道にて伊勢路の一つだ。 長谷寺のある初瀬を通るので「初瀬街道」とも呼ばれた。
 また荒木又右衛門の仇討ちで歴史に有名な伊賀上野の鍵屋の辻は奈良街道からこの伊勢北街道へ出る分岐点に当たる場所にて青山峠からも近い。


2img_3785  青山峠まで国道165号線も随分と上り坂が続いたが、そこからスカイラインへの山道もかなりの急坂をくねくねと登った。

 そろそろ尾根に出る頃だと思った辺りで突然風車が姿を表した。
 やはり眼前にすると巨大な風車である。


 下画像に伊賀市の標識が見えるが青山高原は伊賀市と津市に跨っている。
 伊勢の国と伊賀の国を分ける布引山地に属し、標高約800mに南北15Kmの大草原が広がる。
 西に伊賀の山々や盆地、東に伊勢平野 伊勢湾 その向こうの知多半島まで望める誠に風光明媚な所として昔からの名所だ。 室生赤目青山国定公園に指定されている。
 

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 青山高原に風車が建設されたのはいつ頃なのかは知らないが、風車を建設運営している(株)青山高原ウインドファームの設立が2001年12月26日となっているところを見ると、ここ5年程の事だ。 24機建ち、日本有数の発電規模らしい。 画像ではそれほど高く見えないが、タワーの高さは50mもある。


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               廻らぬは魂ぬけし風車   高浜虚子


 掲句の「風車」は春の季語であるが、勿論玩具の「風車(かざぐるま)」の事である。
 この度取り上げた発電用の風車を同じように春の季語として詠んでいる句を時に見掛ける事もあるが間違いだ。 「風車(ふうしゃ)」を季語と私は認められない。


             寒晴や風車寡黙に聳ち並び  暢一


6img_3831 自然歩道も整備されていて、昔であるが一家でリュックを背に何度もハイキングした事もある。 芒が揺れる展望地で遥か伊勢平野を望みながら食べた握り飯の味は良き思い出だ。

 昔と言えば悲惨な出来事があった。
 前述した国道165号線に沿うように近鉄大阪線が走っていて、青山高原の辺りはかなり長いトンネルだ。 この青山トンネルの中で昭和46年10月25日夕方、死者25名 負傷者255名を数える大事故が発生した。 近鉄最大の事故と鉄道史に刻まれている。
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 伊勢平野を見下ろす展望台に休憩所が建っていたが閉まっていた。 冬は訪れる人が少ないからだろう。 伊勢平野の展望も霞んでいて残念だった。 

                       <全画像拡大可>

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2007年1月 8日 (月)

≪フォト俳句(270)≫1/8 ① ななくりの湯 (榊原温泉)

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 この正月は家族で温泉を楽しんだ。 
 と言っても遠くまで出掛けた訳ではなく、三重県内の榊原温泉である。 伊勢からは高速の伊勢道の久居インターを降りてそれ程遠くない距離だ。 所要時間は1時間半程だろう。
 鉄道を利用するなら、近鉄大阪線の「榊原温泉口」で下車する。 
 名張の少し手前に位置する駅だ。

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 正月らしき料理を楽しんだ。 
 黒豆には金粉が塗してある。 一様は伊勢海老・鮑・牛肉と三重県の幸を揃えた持て成しだ。 
 正月料金としての2万円は中々お得である。

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 榊原温泉は関西や中部地方では名が通っている温泉だが、平安の時代から屈指の名湯として名高い温泉地なのである。

 清少納言の「枕草子」117段に、『湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯』と謳われてるが、この筆頭に挙げられたななくりの湯こそ榊原温泉だ。 京の都では温泉の代名詞にたとえられていた程の名湯である。

 泉質はアルカリ単純泉で、特に皮膚病・神経痛・リューマチ・婦人病などに効果 があるそうだ。
 実際に入浴してみて湯のツルツルとした肌ざわりは驚くほど。 美肌効果 も高いことから美人の湯としても知られている。

 下の画像は夜の露天風呂。

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            朝寒く夜寒く人に温泉あり  松本たかし


 掲句の温泉いでゆと読む。 
 俳句では他にと読ませる場合もあるが、音数で読み方を判断するしかない。


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 三日の日の出である。
 普段は朝寝坊の私も湯宿の朝は目覚めが早い。 と云っても7時頃の事だ。
 山々の向こうは伊賀地方である。 

 山肌の枯木が朝日に赤く染まって、まるで紅葉のように見える。

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 朝の露天風呂である。
 夜は夜なりの雰囲気が楽しい露天風呂だが、朝焼けの自然に包まれて入る湯はまた格別だ。

 榊原の温泉街は山懐に広がるが、私達の宿泊した宿は山上に建ち その展望が売りだから露天風呂からの景も素晴らしい。 
 まだ色を残した散紅葉にも露天の風情を感じる。

 下の右端画像は男性の湯殿だが、全面のガラス張りが大景を楽しませてくれた。


           山肌の日の出に染まりゆく初湯  暢一


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 朝食を頂いた食堂からの景色である。 
 一番遠い山並みは青山高原。 尾根伝いにスカイラインが走っていて名高い観光地である。


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93img_3729 近年 この青山高原の山頂には風車が多く建設されていると聞いていたが、遠くからでも林立している風車が見えたのには驚いた。
 画像からも風車の巨大さを想像して頂けると思う。
 コンパクトヂジカメなので不鮮明だが、精一杯の拡大をして撮ってみた。

    <全画像拡大可>

 朝食をとりながら あの風車を観に行こうと云う話になった。
 と云う訳で、次回は青山高原の風車をご紹介する。 

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2007年1月 1日 (月)

≪フォト俳句(269)≫1/1 除夜篝(伊勢神宮外宮)

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 明けましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜敷くお願い致します。
 
 今日の「日々身辺抄」にて大晦日の夜に郵便本局へ行った事を取り上げたが、
 帰路に伊勢神宮外宮へ行き除夜詣した。


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3img_3335 伊勢神宮は宇治の内宮と伊勢市内中心部の外宮とがあるが、市内に住む私は外宮に除夜詣する事を慣わしとしている。 

 外宮は参道正面と西参道口である北御門の広場の二ヶ所で除夜の大篝火を焚く。 例年であれば0時前後に詣でるから大篝火も少し小さくなってしまっていて火勢も大した事がないのだが、今回は時間の早い為に大きく燃え盛っている様を見る事が出来た。.

 昨年に平成25年ご遷宮の為のご用材を神宮に曳き込む行事が盛大に行われた。 左と下の画像がそのお木曳車である。

 正面広場にはNHKの紅白終了後に放送される「行く年来る年」の中継の為のカメラや照明がスタンバイしていた。 何ヶ所にも設置されたテレビ撮影用の照明の強い光の為に除夜独特の伊勢神宮の深淵な闇の雰囲気が感じられず、何か興ざめだった。

 自宅で放映されたところを見たが、例年ならありもしない演出がされていた。 各地の年越し風景も斯くの如しなのだろうとますゝゝ興ざめてしまった。

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              地篝の火炎激しく年迎ふ  暢一


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 以前にもご紹介した事が何度もあるが、外宮神苑内に茜社があり、稲荷神社も併設されている。

 その境内でも除夜篝が焚かれているので寄ってみた。
 狭い境内でのさほど大きくない篝火だが結構賑わっていた。


   鳴りいづるあだしのの鐘除夜篝   黒田杏子


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                      <全画像拡大可>

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