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2007年4月の3件の記事

2007年4月29日 (日)

≪フォト俳句(281)≫4/29 ③ 治水神社の桜(岐阜県海津市)

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 4月2日の桑名行にて①なばなの里九華公園(桑名城址)の桜とここ2回記事にしてきたが、その折 揖斐川長良川の間の堤防道路を走った序でに治水神社に立ち寄った。 
 この辺りに行くといつも訪れるだけの事にて期待していた訳では無かったのだが、思わぬ桜爛漫の境内に目を瞠った。


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 鳥居から本殿まで短い参道ながら桜並木だったのだ。 何度も訪れていて今迄は気がつかなかった。 花木とは花が咲いてそれと初めて意識するものなのだなと今更ながらに思う。 老木もあり見事な咲きぶりだ。

              行きずりの神社閑雅の花盛  暢一 


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 参道に添う川は揖斐川。 手水舎越しに望む葦も趣がある。


             葦牙の水のつぶやき忘れ潮  佐藤鬼房    
                                       【葦牙(あしかび)…葦の芽】

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 海津市のHPに治水神社の案内が載っていた。 要領よく纏っているので下記に引用してみる。

 『宝暦治水工事の責任者、薩摩藩家老平田靭負を祭神とする治水神社。
 昭和2年の着工以来、実に10年の歳月をかけて完成しました。決死の覚悟で国土の安全を図り、災害にあえぐ輪中の人々を救ってくれた義士たちの偉業は広く共感を得たのでしょう。その檜造りの荘厳な社と緑陰を宿す松林には、人々の義士への感銘が宿っているようです。

 神社の北西側、朱色の隼人橋を渡ったところには治水観音堂があります。御堂には治水観音堂大菩薩の御像と、その慈翼に工事の犠牲となられた薩摩義士の位牌が祀られています。
 毎年春(4月25日)と秋(10月25日)には義士の遺徳を偲び、慰霊祭が行われています。鹿児島からも多数の方々がお越しになります。』


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                        <全画像拡大可>


 尚 治水神社については下記にて冬の景を取り上げ、薩摩藩や家老平田靭負の事を少し詳しく述べた。 宜しければご覧の程。     ↓

           ≪フォト俳句(272)≫2/2 ③ 治水神社(岐阜県海津市)
                        

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2007年4月23日 (月)

≪フォト俳句(280)≫4/23 ② 九華公園の桜 (桑名城址)  

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 前回は桑名市長島町にあるなばなの里に訪れた事を題材としたが、その後 桑名市内に戻って九華公園の桜を楽しんだ。 九華公園は三重県下でも知られた桜の名所である。

 また九華公園は桑名城跡の本丸及び二之丸跡を利用した公園にて72000㎡の広さがあり、揖斐川に面している。
 公式サイトには以下のような説明が載っていた。 
 「明治維新以後荒廃していたが、昭和3年(1928)松平定信(楽翁)没後百年祭記念のために公園として整備された。園内では4月に桜、5月につつじ、6月には花菖蒲まつりが行われる。園内には戊辰の役の犠牲者森陳明をたたえる「精忠苦節」碑(明治23年=1890建)や水谷一楓の歌碑(昭和51年建)や土生暁帝の句碑(昭和59年建)、葛山たけしの句碑(昭和59年建)がある。」 

2img_6318 戊辰の役の犠牲者の「精忠苦節」碑が建つのは、明治維新の戊辰の役の折に桑名藩は新政府軍と戦い敗れた事による。

 また徳川家康が天下を取った後、本多忠勝が城主となり城下の整備発展に大きく努めて桑名繁栄の基礎を築いたが、家康の孫娘の千姫と結婚したのは その忠勝の孫の忠刻である。 千姫は桑名城内に一年住んだ後、本多家が姫路に移封となった為 姫路城で暮らす事になった。
 千姫が姫路城に居た事はあまりにも有名で知っていたが、その前に三重県と深い縁があったのである。 本多家の後を松平家が城主となり明治維新まで続く事になる。


 満々と水を湛えた濠を渡ると屋台が数台並んでいて しきりに呼びかけてくるが無視して進むと碑の建つ広場の入り口に出た。   


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 藤棚らしき下にベンチがあり市民の憩いの場のような雰囲気だ。
 飾った葭舟が置かれていて、「ヨシは古代から利用されています」云々と説明札が前に立っていた。


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 広場に面して神社と稲荷の鳥居が建つ。 「園内には松平定綱(鎮国公)と松平定信(楽翁公・守国公)を祭る鎮国守国神社があります」とHPに載っていたから、鎮国守国神社なのだろう。 


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 桜を堪能しながら公園内をゆっくりと巡った。 
 濠とそれに架かる紅い橋が景観をさらに素晴らしいものにしている。


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              強風に川青ざめし遠桜  岡本眸


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              さまざまの事思ひだす桜かな  松尾芭蕉


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              ちるさくら海あをければ海へちる  高屋窓秋  


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 濠の水量は本当に豊かだ。 池の様に広がっている所もあり 亀が甲羅干しをしていた。
 右端画像の雀隠れほどの苗は花菖蒲だろうと思う。


             桜ちるひとひらひとひらひとひら  暢一

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2007年4月19日 (木)

≪フォト俳句(279)≫4/19 ① なばなの里 (桑名市長島町)  

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 先日 なばなの里を訪れた。
 東海地区の方なら誰でもがご存知の近年人気のある植物園である。 伊勢からも訪れる人が多く、私の知人は皆訪れていて、中には一年に何度も訪れ四季折々の花々を楽しんでいる人もいる程の人気振りだ。 
 経験の無いのは私だけだったが、桑名の知人が案内してくれる事になりやっと訪れる事が叶った。 車椅子を無料で借りる事が出来るとその知人が教えてくれたので、米寿を過ぎた母も同道出来た事が嬉しかった。

2img_6161 なばなの里の所在地は三重県桑名市長島町。 愛知県との県境近くの長良川畔に位置する。 
 一時は社会問題にもなった悪名高い長良川河口堰の道一つ隔てた向かい側に広がり、23万㎡もの広大な敷地を誇る。 その道を更に長良川河口まで行くと長島観光開発(株)が経営するプールや遊園地のナガシマスパーランドと長島温泉に出るが、なばなの里も同社の運営施設である。

 一人1500円の入園料を払って園内に入る。 花のシーズンとは言え月曜日だったので駐車もスムーズにて園内も比較的静かだ。 と言っても駐車場も園も広大なのでかなりの人数が来園しているであろうとは思われた。 土日曜日はその広大な駐車場に長蛇の列が出来るそうだ。


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 画像の上2枚は花桃。 一枝に赤と紅白まだらの花が咲いているのが美しい。 比較的大振りの花だ。
 下2枚は水仙の一種だったと思うが、同行者がいるので名札に書かれている名を記録する余裕がなかった為に不明である。


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 上左1枚目の黄色い花は菜の花
 1枚目と2枚目の白い花木は利久梅。 薔薇科。 中国原産にて明治末期に渡来。
 下右端は水仙の園。


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6img_6199 上三枚は三椏(ミツマタ)。 三叉とも書く。 沈丁花科。 これも中国原産。 
 江戸時代初期に渡来し、樹皮には強い繊維があり皺になり難く虫害にも強いので和紙の原料として、現代でも一万円札等の紙幣や重要な書類用に使われている。
 
 と云った事はある程度知っていたが、三椏の花を見るのは私も初めてだったので、黄と赤と咲き分けている花の姿には少し驚いた。

 右画像は園の中央にある池。 一息つける憩いの場を与えている。 


             春の園会話弾めば歩の緩く  暢一


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 左端の画像は数種の花桃。 右から二枚の紫の花も名札を読んだが忘れた。
 (<追記> 4/22に菊子さんよりこの紫の花の名を教えて頂いた。 
  姫金魚草。 別名 リナリア。 胡麻の葉草科。 ピンク色の花もあるそうだが、ピンク色ならば花の形からも姫金魚草の名の付いた事が頷ける)


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 この黄色い花には名札が無かったが、枝垂れているところから雲南黄梅だと思う。 木犀科。 普通の黄梅よりも遥かに花が大きい。


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 園内にはイタリア・中国料理その他のレストランが8ヶ所点在しているが、その内の一つの日本料理店で昼食を取った。 雲南黄梅の画像にその日本料理店の一部が写っている。
 右端画像の展望台は料理店の席から窓越しに撮ったものだが、回転しながら上下して地上45mまで360度の上空散歩を7分間楽しめるそうだ。 乗る暇は無かった。

 メニューは2500円程からとちょっと高い。 画像は食した旬の筍膳。 やはり2500円程だったが、まず高目に見ても1500円までの料理だろう が実感だった。 但し入園料1500円の内、1000円がクーポン券として使えるので、支払いは1500円で済んだ。 何か得をしたような気分がしたが、実際には2500円払っている事に変わりがない訳で、園内での消費を即し 且つ割高感を和らげる巧妙なシステムだ。 下世話な話になってしまったが、料理は美味しかった。


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 なばなの里には薔薇園やベゴニアガーデンその他のテーマ園があるが、メインは花ひろばである。 ここは四季折々にテーマを変えて楽しませてくれる一番の目玉広場である。
 今はチューリップ。 13000坪(約43000㎡)一面に120万本のチューリップが色とりどりにデザインされて咲き誇り、誠に見事な景だ。 
 チューリップだけでは隙間が目立つので、そこをビオラその他の小さな花で埋めている。 その花々の色も工夫されていてチューリップがより鮮やかにデザインされる事になる。


          チュ-リップ喜びだけを持つている  細見綾子


 下の左画像のパンダもチューリップだけでは不可能なデザインだ。
 白も黄色の花も共にチューリップだそうな。

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                      <全画像拡大可>

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