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2007年11月28日 (水)

≪フォト俳句(284)≫11/28 ① 奈良行 初瀬街道。

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 11月25日に奈良公園紅葉を見に出掛けた。
 紅葉の見頃、また三連休の日曜日である。 車だと渋滞が予想されたので近畿日本鉄道特急を利用した。

Xx 伊勢市駅から近鉄特急京都行に乗る。 
 中川(松阪市)から大阪線を西進し、そして八木(橿原市)から橿原・京都線を北進して 西大寺で奈良線に乗り換えれば すぐに近鉄奈良駅だ。 
 所用時間は約1時間50分。
 宜しければ左地図を拡大の上 参照して頂きたい。

 数回に分けて奈良行を記事にしていこうと思っているが、初回は上記の伊勢から奈良までの近鉄車窓風景を取り上げた (画像はそれぞれクリックすると拡大)。


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         ①                ②
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                   ③                 ④

 ① の画像が伊勢市駅に停車中の京都行近鉄特急
 ② に写る川は伊勢市駅を発って間もなく渡る宮川。 清流日本一に何度も選ばれている三重県最長の一級河川である。
 ③ は伊勢市と松阪市の間に広がる冬ざれの伊勢平野
 ④ も同じ。 何の野菜畑だろうか? 一面の枯葉が美しく印象的だった。


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         ⑤                 ⑥
          Img_4566 Img_6011
                   ⑦                 ⑧

 ⑤ は松阪市の南を流れる櫛田川。 古代 伊勢に神宮を定めた倭姫命が櫛を落とした地を櫛田と名付けた事が櫛田川の名の由来と言われている。
 ⑥ は近鉄中川駅(松阪市)。 近鉄名古屋線と大阪線の乗換駅である。 田園地帯にぽつんと建つ駅だったが 近年駅前が再開発されて見違えるようになった。
 ⑦ は中川駅で名古屋線と別れて大阪方面に向う近鉄大阪線。 桜井市辺りまで山また山を越えて行く急峻な山岳地帯の路線である。
 ⑧ がその大阪線に入ってから間もなくの風景。 車窓にずんずんと山が近づいてくる。

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 近鉄大阪線は中川駅を発って伊勢平野を西進し 山路にかかる辺りから歴史的に知られる初瀬街道に沿って大阪まで至る。

 画像はその車窓風景であるが、山里の景をそれぞれ撮影順に載せてみた。

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 山路にかかって間もなくトンネルを長々と走る。 全長5,652mにおよぶ大手私鉄最長の新青山トンネルだ。 1975(昭和50)年に完成した新青山トンネルだが、それ迄は1930(昭和5)年開通の旧青山トンネル(3,432m)だった。 
 旧青山トンネルは1971(昭和46)年に特急列車同士が衝突するという列車衝突事故にて25名の犠牲者を出した鉄道史上に残るトンネルだ。 
 当時私は神戸に在住していて 故郷の伊勢へ帰省の都度利用していた近鉄大阪線だった為に 今でもこの事故の事は記憶に生々しい。

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 近鉄大阪線の沿う初瀬街道は現在の国道165号線だ。
 初瀬街道の始まりは、2000年以上前、垂仁天皇の皇女倭姫による天照大御神の鎮座の地を探す旅からと言われる。 その旅によって伊勢の地が選ばれ神宮が定められる事になったのだ。 初瀬街道は伊勢神宮発祥の道と言える。 その事は日本書紀に詳しい。 以降 大阪・奈良と伊勢を結ぶ街道として繁栄した。
 初瀬街道は伊勢から長谷寺のある奈良県初瀬(桜井市)へと至る街道である事からの街道名にて、長谷寺・室生寺など道中に名所旧跡も多い。

 また松尾芭蕉が1684年の野ざらし紀行での大和への旅路や、1688年笈の小文の旅で国見山兼好塚を訪ねる際などに奈良・吉野方面への往来の折 初瀬街道を利用したと言われている。

               山装芭蕉辿りしゆけば  暢一


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         ①                 ②                ③

 秋色濃き山路の車窓風景に見惚れている内に、近鉄特急は八木駅(橿原市)で大阪線と別れて橿原・京都線を走る。 西大寺駅で下車して奈良線に乗り換えると次の駅が終点近鉄奈良駅だ。
 
 ① は奈良盆地の車窓。
 ② は近鉄奈良駅を下車して奈良公園に向う歩道の楓紅葉。 近鉄奈良駅から奈良公園へは直ぐの距離だ。
 ③ は②の右側。 国立博物館辺りだろう。


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         ④                 ⑤                 ⑥

Image2 ④ は氷室神社。 平城遷都に伴い春日野に氷池や氷室をつくり、稲作に重要な夏の天候を呪う祭紀を行ったのが始まりとされている神社。 枝垂桜の名所だそうだ。
 ⑤ 客待ちの光景だろうか。 人力車は所々で見掛けた。
 ⑥ は氷室神社向かい側歩道に立っていた標識。 標識をご覧頂いて判ると思うが、奈良の名所は奈良公園内の然程遠くない距離に点在しているので巡るに比較的楽であった。
 奈良公園の地図を左に添えてみたのでクリックで拡大の上 参考にして頂きたい。


 下の画像は大仏殿横の道から二月堂に至る石段を登りきった辺りの画像であるが、以降奈良公園の様子は次回に譲り記していきたいと思う。

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                        <全画像拡大可>

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コメント

お元気にご活躍の事とおもいます。
芭蕉の気分(?)で読ませて頂きました。旅をしているようです。機会があれば訪ねてみたいです。のぶさんはいい所にお住まいで羨ましい限りです。
ありがとう御座いました。

投稿: 麗 | 2007年11月29日 (木) 10:09

 麗さん こんにちは。
 久し振りの更新にも拘らず早速ご覧頂き嬉しき限りです。有難うございます。
 近畿地方はどこを訪れても古代からの各時代の歴史に接する事が出来て、何でも無い風景までもが趣佳く感じられます。
 もっとも麗さんの御地も私にはとても羨ましく存じますが…(笑)

投稿: のぶ | 2007年11月29日 (木) 11:46

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