≪フォト俳句(291)≫12/11 ② 銀杏黄葉 (梅香寺)
前回 伊勢市の町中にある梅香寺の楓紅葉を取り上げたましたが、今回はその続きにて
同じく梅香寺の境内に聳える大銀杏の黄葉です。
わが町のシンボルのように聳え立っていて子供の頃から印象深い大銀杏の樹です。
上右の画像は梅香寺の隣りのお宅の山茶花越しに撮影してみました。
幼少の記憶に今に散る銀杏 暢一
銀杏(イチョウ)の学名は Ginkgo bilobaですが、Ginkgo は銀杏の日本語の音読み「ぎんきょう」 が元になって付いたものにて、biloba は二浅裂の意味からだそうです。
しかし日本語からの学名ながら原産は中国。 昔中国に留学した僧が持ち帰り寺院に植えた事から日本に広まったと言われます。
公孫樹(イチョウ)とも書きますが 「公」 は祖父の意味で、祖父が種を蒔いても実が生るのは孫の代になる事からの名だとか。
また銀杏は精子を持つ雌雄異株の樹木にて 他には蘇鉄に見られるだけの特異な植物ですが、発見者は日本の平瀬作五郎。 生きた化石とも言われ僧侶が寺院に植えていた為に現存している、と図鑑に記載されていました。
とある日の銀杏もみぢの遠眺め 久保田万太郎
銀杏ちる兄が駆ければ妹も 安住敦
銀杏散る視野に余りしところより 岡本眸
<全画像拡大可>
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