カテゴリー「b 伊勢神宮・勾玉池」の68件の記事

2016年3月27日 (日)

【 日々身辺抄 】 更新のご案内 。

 ◇ 本ブログ ≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢
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  平成28年3月27日に更新致しました。下記をクリックの上 ご覧下さい。
       ↓
   ‘落椿② (伊勢神宮・外宮 勾玉池)’


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2008年6月19日 (木)

≪フォト俳句(289)≫6/19 花菖蒲(伊勢神宮外宮 勾玉池)

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 6月15日の日曜日に伊勢神宮外宮勾玉池を訪れました。 花菖蒲が満開の頃だろうと思ったからですが、期待通りに最高の見頃にて素晴らしかった。


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 勾玉池の菖蒲田は小島のように池の中にあります。 上の左画像に写る木橋から菖蒲田に渡るのですが、花菖蒲の見頃の一週間程だけ特別に掛けられる橋にて普段は渡れません。

 10時からと云う事で衛士が開けてくれるまで暫く待ってから渡りましたが、案内札を見てみると15日迄と書いてあり、菖蒲田に渡れるのは私が訪れた日が最終日でした。 まだまだ一週間は見頃でしょうに…。


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 最近は何万株もの花菖蒲を売りにしている所も多い中で、勾玉池は2千株と多くはありません。 しかし池と朱の浮舞台と相まっての景はどこよりも趣きが深く 私の一番好きな菖蒲苑です。


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 花菖蒲は自生のノハナショウブを園芸用に改良した花にて日本独自の園芸種。 江戸時代に普及したそうです。 
 

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 原種であるノハナショウブは伊勢市と松阪市の間に位置する明和町斎宮で見る事が出来、「斎宮のハナショウブ群落」 として国の天然記念物に指定されていて、地元民は「どんど花」と呼んでいます。
 またこのノハナショウブは江戸時代の伊勢参宮名所図絵等にも紹介されていて参宮の名所になっていたようです。

 以上の事は下記のサイトでノハナショウブの画像と共により詳しくご覧頂けます。 宜しければクリックして下さい。
         ↓
 『斎宮歴史ロマン広場 ノハナショウブ開花情報 』 
 

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 花菖蒲は伊勢花菖蒲・江戸花菖蒲・肥後花菖蒲の三つの系統に大別されます。
 それぞれ特長がありますが、伊勢花菖蒲の特徴については下記のサイトが詳しい。 興味のある方はご覧下さい。
         ↓
     『伊勢花菖蒲』


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 勾玉池は晩秋になると鴨が多数飛来し、そして春になると北へ旅立っていきますが、中に数羽居残る鴨もいます。 今年も残った鴨が菖蒲田に憩っていました。

 俳句では残って一年中いる鴨の事を「通し鴨」と呼び、夏の季語になっています。

          しづかさや山陰にして通し鴨  松瀬青々


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               包まれて棒のごとしよ花菖蒲  岡本眸


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                白菖蒲勾玉池の奥暗き  暢一


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                咲き垂れて背丈定まる花菖蒲  秋元不死男

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                昼ながら天の闇なり菖蒲園  山口誓子

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                雨どどと白し菖蒲の花びらに  山口青邨

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               花菖蒲夜は翼のやはらかし  有馬朗人

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                きらめきは水の木洩日花菖蒲  稲畑汀子

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                かへり来し命虔しめ白菖蒲  石田波郷

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                浮舞台上手下手に菖蒲咲く  暢一
                

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2007年1月 1日 (月)

≪フォト俳句(269)≫1/1 除夜篝(伊勢神宮外宮)

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 明けましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜敷くお願い致します。
 
 今日の「日々身辺抄」にて大晦日の夜に郵便本局へ行った事を取り上げたが、
 帰路に伊勢神宮外宮へ行き除夜詣した。


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3img_3335 伊勢神宮は宇治の内宮と伊勢市内中心部の外宮とがあるが、市内に住む私は外宮に除夜詣する事を慣わしとしている。 

 外宮は参道正面と西参道口である北御門の広場の二ヶ所で除夜の大篝火を焚く。 例年であれば0時前後に詣でるから大篝火も少し小さくなってしまっていて火勢も大した事がないのだが、今回は時間の早い為に大きく燃え盛っている様を見る事が出来た。.

 昨年に平成25年ご遷宮の為のご用材を神宮に曳き込む行事が盛大に行われた。 左と下の画像がそのお木曳車である。

 正面広場にはNHKの紅白終了後に放送される「行く年来る年」の中継の為のカメラや照明がスタンバイしていた。 何ヶ所にも設置されたテレビ撮影用の照明の強い光の為に除夜独特の伊勢神宮の深淵な闇の雰囲気が感じられず、何か興ざめだった。

 自宅で放映されたところを見たが、例年ならありもしない演出がされていた。 各地の年越し風景も斯くの如しなのだろうとますゝゝ興ざめてしまった。

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              地篝の火炎激しく年迎ふ  暢一


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 以前にもご紹介した事が何度もあるが、外宮神苑内に茜社があり、稲荷神社も併設されている。

 その境内でも除夜篝が焚かれているので寄ってみた。
 狭い境内でのさほど大きくない篝火だが結構賑わっていた。


   鳴りいづるあだしのの鐘除夜篝   黒田杏子


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2006年6月30日 (金)

≪フォト俳句(235)≫6/30 ③ 花菖蒲 (勾玉池・外宮神苑)

Img_4421 わが俳句結社、東海支部の伊勢志摩吟行会記の3回目だが、肝心の句吟そっちのけで勾玉池の花菖蒲を一つ一つアップで折角撮ったので今回はそれをご覧頂きたい。

 花菖蒲の品種は5000程もあるらしい。
 品種は大まかに云うと改良されてきた地域の名をとって、伊勢系、江戸系、肥後系というように分けられている。
 伊勢地方では江戸時代より花の栽培が盛んにて、花菖蒲は伊勢菊、伊勢撫子とならんで、のちに伊勢三品と言われるようになった内の一つだ。 いずれも花弁が下垂するという、この地方独特の好みで特徴づけられてると云う。

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 不確かながら上画像4枚の花菖蒲は伊勢系だと思われるが、
 「伊勢系は花弁が垂れた三英咲きが基本で、雄しべの先にトサカ状の切れ込み(くも手といわれる)が見られるのが特徴。 草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さはほぼ同じである。 男性的な肥後系に対して、花は優美で女性的な感じを受けるものが多く見られる」
播州山崎花菖蒲園のHPに載っていた。
 下の画像にも伊勢系が多いのかも知れないが、私に細かいところまでは判らない。

          はなびらの垂れてけだるげ菖蒲園   鷹羽狩行

 鷹羽狩行の掲句は「俳誌のサロン」歳時記でこの6月の項に収録されていた句。
 序でなので私の下記の句も同収録句から引いた。


             勾玉のかたちの池の花菖蒲  暢一        


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2006年6月25日 (日)

≪フォト俳句(234)≫6/25 ② 花菖蒲 (外宮神苑・勾玉池)

Aimg_4464 伊勢志摩吟行会記の前回よりの続きである。
 外宮本殿は豊受大神宮と称するが、その前の広場の山側奥に続く小道を行くと風宮、土宮、多賀宮、下新井神社の社殿が建つ。
 メンバーは殆どがそちらに向ったが、私は一足先に足の不自由な会員と勾玉池に行き休憩所で休んでもらう事にした。

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 本殿から今度は表参道口に出る。 
 これで外宮参道を裏から表と全て辿った事になる。
 表参道口のすぐ横に勾玉池が広がるのだ。
 池畔の躑躅も印象的だったが、お目当ての花菖蒲は丁度満開だ。
 いつものように神鶏が池畔に遊んでおり、会員にとっては珍しいのか とても喜んでいた。

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 前回にも触れたようにこの吟行会も5回目であるから、会員諸氏に勾玉池を訪れて頂くのも5回目だ。 毎年 6月の第2火曜日に訪れているが、年々の花菖蒲の咲き具合が違う。 
 去年も幸いに満開だった。 一昨年やその前は盛りが過ぎてしまっていて落胆させられた。 こうして満開の様を見ると正直安堵する。

 そうこうする内に、メンバーが三々五々勾玉池に到着する。 皆も咲き具合が気になっていたらしく、満開の花菖蒲に喜びの声を上げる。 遠来の客としては尚更の思いだろう。
 30分間の自由行動を告げると それぞれ句帳を手に散っていった。

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           風みちにはなびら泳ぐ花菖蒲   上田五千石

 掲句の作者 上田五千石は秋元不死男、山口誓子に師事。 「畦」創刊主宰。
 今から9年前の平成9年9月2日没。享年63歳。
 第一線で活躍中の彼の突然の訃報は当時の俳句界に衝撃を与えた記憶は未だ生々しい。 存命であれば今年72歳である。 重鎮としての活躍がまだゝゝ期待出来た俳人であった。
 著名な句を少し挙げて見る。

                  万緑や死は一弾を以て足りる
                  秋の霊立志伝みな家を捨つ
                  早蕨や若狭を出でぬ仏たち
                  オートバイ荒野の雲雀弾き出す
                  ゆびさして寒星一つづつ生かす
                  もがり笛風の又三郎やあーい
                  父といふしづけさにゐて胡桃割る
                  渡り鳥みるみるわれの小さくなり
                  木枯しに星の布石のぴしぴしと
                  いわし雲亡ぶ片鱗も遺さずに

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              風死して静寂重き花菖蒲  暢一

       
                      <全画像拡大可>

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2006年6月20日 (火)

≪フォト俳句(233)≫6/20 ① 伊勢志摩吟行会 (外宮)

1img_4873 この13・14日に吟行会を伊勢志摩にて催した。
 私の所属する俳句結社の東海支部が岡崎にある。 (この支部の事は№135№89等でも題材にした。)
 その支部が伊勢志摩で一泊二日の吟行会を毎年この時期に催す。 今年で5回目だ。 幹事の私としては回を重ねるにつれて吟行地を選ぶのに苦労も増す。 
 しかし毎回初日の午前中は私お気に入りの作句工房である外宮神苑へ、昼食は会員諸氏に好評な内宮門前の おはらい町にある すし久の てこね鮓に決めている。
 そこで暫く伊勢志摩吟行会を題材に進めていきたいと思う。

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 午前11時前、愛知県や岐阜県そして地元三重県からの会員諸氏をJR伊勢市駅に迎えて 早速外宮神苑に向う。
 左画像にて駅前道路の奥正面が外宮の杜だ。 
 右端に写っているバス乗り場の文字の見えるビルは元三交百貨店の空ビル。 左端の塀はジャスコのA館B館と二棟あったビル跡の空き地だ。 駅前から大型店が皆撤退してしまったからである。 この事は№65でも触れた。

5img_4411 外宮神苑西端の駐車場(№231)に車を停めて前回記事(№232)で触れた外宮神馬休養所と神宮司庁山田工作所の貯木池に案内する。 ここは観光客には無縁の所なので珍しいと喜んで頂けた。
 裏参道の北御門の手水舎で手を清めて参道に入る。 玉砂利を踏む音が清々しい。
 鳥居を潜って直ぐの辺りに馬屋が建つ。 普段は馬場のある休養所にいる神馬だが、参拝客の為に稀にここで顔見せをしている。

    御神馬も羽目板を蹴り梅雨長し   鍵和田ゆう子

 神楽殿の建つ角を右折すると外宮本殿前の広場に出る。

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 下の画像左は20年毎に建て替える外宮本殿の次の敷地である。 現本殿の左側にあり、右左と交互に建て換わっていく。
 新しい本殿が完成すると旧い方は解体の上、更地にされて又20年後の建て替えに備えるのだ。
 このご遷宮を平成25年に控えての行事、お木曳の陸曳きが終了した事は前回で触れた。
 平成25年に新本殿が完成した折に、伊勢神宮は新旧本殿が並び建つ珍しい光景を見る事が出来る。 20年に一度のほんの一瞬の出来事である。


           砂利踏んで神に近づく新樹の香  暢一 


 次回は外宮本殿を参拝した後に訪れた満開の花菖蒲咲く神苑の勾玉池を題材としたい。

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2006年6月15日 (木)

≪フォト俳句(232)≫6/15 ⑤ 神馬・お木曳 (外宮神苑 他)

1img_1485 前回よりの続きである。
 神苑西端の駐車場より更に奥へと続く小道がある。
 この道を行くと直ぐの所に小さな馬場が見え 入口の鉄扉に「外宮神馬休養所」との札が掲げられている。
 
 奈良時代から神の乗り物として神社に馬を奉納する習慣があるが、大抵が絵馬の奉納だ。 しかし伊勢神宮、京都上賀茂神社、日光東照宮、塩釜神社、四国金刀比羅宮等では実際に神馬を飼っている。
 伊勢神宮の神馬は古来より皇室から奉納される。 天皇陛下のご愛馬が伊勢神宮にて余生を送ると聞いた事もある。 内宮に1頭 外宮に2頭飼育されており、大切に扱われる為にどの神馬もたいへん長寿と云う。
 因みに「神馬」は「しんめ」と読む。

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5img_1463 道はそのまゝ神宮司庁山田工作所の門に行き着く。 ここは伊勢神宮のご用材を加工する所である。
 7年後のご遷宮へ向けての行事として 5月から6月に掛けて伊勢はお木曳行事で沸き返っていたが、そのお木を外宮へ曳き込んで下ろす所がこの工作所内の貯木池である。
 下の写真が貯木池だが、お木を下ろす木台が組まれて傷つけないように菰が敷かれている。 
 台の上に見える木材は池にお木を落とす為の梃子だ。

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 左画像がお木曳車だ。
 
 序でなのでお木曳車の市内から外宮へと曳き込む様子の画像を下にご紹介してみる。


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 画像は全国から参集した奉曳団の人々のお木曳にて神宮の用意した白装束だが、伊勢各町によるお木曳の法被は下の画像の如くもっとカラフルだ。
 
 因みにお木曳に参加する町の数は、外宮へ曳き込むのが「陸曳き」と言って58団、内宮に曳き込むのが「川曳き」と言い19団。 全部で77団もある。 
 「陸曳き」は伊勢市中心部の町中を練ったあと外宮へ曳き込むが、5月3日から6月4日に掛けて全町58団のお木曳が無事に行われ終了した。
 五十鈴川に浮かべたお木を内宮に曳き込むのが「川曳き」。 7月22日から30日に掛けて挙行される。

 お木曳行事については下記の「日々身辺抄」にて少し詳しくご紹介したので宜しければそれぞれをクリックの上 ご覧頂きたい。
             ↓
 ≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄 】 5月29日
 ≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄 】 5月8日
 ≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄 】 5月6日


              尊さに皆おしあひぬ御遷宮   松尾芭蕉
 
 ご遷宮の句と言えば松尾芭蕉の掲句が有名である。
 また「御遷宮」は20年に一度の行事だが、秋の季語である。


         お木曳の果てし余韻の梅雨入かな  暢一
  
  
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                     <記事中の全画像拡大可>

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2006年6月10日 (土)

≪フォト俳句(231)≫6/10 ④ 藤の花 他 (外宮神苑)

1img_2064 前回記事の続き、5月22日の事である。
 藤や池畔の景を存分に楽しみ、駐車場に咲く藤も見てみようと勾玉池を後にして、正面参道前を横切り、裏参道である北御門までの小径を辿っていると細長くもじゃもじゃとした感じの白い花を咲かせている樹が目についた。
 
20img_1555 19tokiwamannsakuimg_1548 満作の花に似ていると思いつゝ帰宅後調べてみると常葉満作だった。
 №227 の朝田寺の記事の冒頭にてご紹介した紅花常葉満作の白花種だ。 偶然にも初体験の常葉満作の紅花、白花を相次いで見る事が出来た。 今迄は早春 枯枝に咲く満作しか知らなかったので常緑にて5月に咲く満作もある事を初めて認識した。 
 宜しければ下記をクリックして朝田寺の記事をご参照の程。
              ↓
 ≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢(227)

2img_1458 北御門に出て更にその前を通り過ぎ外宮神苑西端の駐車場に出る。
 駐車場を囲む樹々の様々な若葉の色彩も晩春初夏独特の景にて趣が深い。

     新緑が新緑を染め人を染め   星野 椿


10img_1499 9img_1443 新樹の中でも一際目を引くのが銀杏の鮮やかな若緑色だ。 
 かなりの古木であろうか。 近くに寄って見上げてみると幹、梢の様に迫力がある。
 足元に目をやると 白っぽい物が一面に散り敷いている。 小さな花のようだ。
 銀杏の葉をよく見てみるとその小さな花が観察出来る。 本当に近々とよく見ないと分からない。

              神宮の午後深閑と花銀杏  暢一
 

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 次に気になった樹が駐車場の中にぽつんと聳えている。
 左画像のように新芽が根元からにょきにょきと生え、少し育ったものには花目か実か分からない茶色をした物がたわわである。
 樹を見上げてみると葉は(モミ)のようだが、樹木に無知な私には判別出来なかった。

                     .

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 と云った具合に右顧左眄しつゝ駐車場の一番西の端に行く。
 ここにお目当ての藤が咲いているのだ。
 右画像の如く藤蔓は他の樹に絡み付いていて、山藤の風情を感じる。
 しかし思った程の咲き振りではなく少し落胆した。
 
 この駐車場を更に奥へ行くと神馬休憩所の馬場と御遷宮用材の貯木池があるが、序でなので次回の題材としたい。

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          6img_1449 7img_1909

            外宮神苑の地図を添えてみる。 参照しつゝご覧頂きたい。

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                         <全画像拡大可>

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2006年6月 5日 (月)

≪フォト俳句(230)≫6/5 ③ 勾玉池一巡り (外宮神苑)

1img_2527 前回記事の続きである。
 楓の樹からほんの少し池畔を辿ると東屋がある事は前回でも触れた。
 少し池に迫り出している東屋から広い池面の向こうに朱の舞台を望む景観は誠に佳いものだ。
 
 右手の池畔を見るとの葉が若緑色に茂りだし、5月6日には全く見られなかったが22日の池面に広がり始めて、初夏の景も定まった感じである。

             行春や水草のみなる池の面    水原秋櫻子


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 今回はこの東屋から更に勾玉池を一巡りして行く景をご紹介してみたいと思う。
 
 東屋の辺りから池畔は大きくカーブするが、そこから先は小径に樹々の梢が覆いかぶさり少し薄暗くなる。
 梢のトンネルの入り口になんじゃもんじゃ(一葉たご)が今の時期 真っ白い花を咲かせるのも楽しみの一つだ。 しかし22日のなんじゃもんじゃは既に若葉が出ていて花も多くが散ってしまっていた。 下の画像3枚がなんじゃもんじゃの花を撮ったものだが、曇り空もあって分かり難い。
 去年は満開の様子を №136 にて取り上げたが5月18日頃に撮影していた。 

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 梢で薄暗い小径を進むと池との間に熊笹が独特の雰囲気をつくっている。 熊笹の名は熊と関係なく、葉が白く隈取りされている事から付いたものである。
 右の熊笹の画像だけは3月に撮ったものだが、葉の隈取が実に鮮やかだ。
 これから先の勾玉池は勾玉の形の尾の部分に当たる訳にて浮舞台や東屋のある広々とした景の珠の部分とは一変して狭い奥池の景を見せる。 
 
 下の左端画像の熊笹越しに見える建物は茜神社の社務所である。
 その茜神社参道口の手前まで曲りこんで池の奥が尽きる。 
 右端の画像がその尽きる所であるが、そこまでの景の画像を順に並べてみた。

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 茜神社は勾玉池に半島のように突き出た形で敷地がある訳だが、散策道はその半島の根元を茜神社の杜沿いに横切っていく。 
 社殿の裏側の屋根が樹々の合間に垣間見えるが、下の左端画像は茜社の物ではなく、同じ境内に建つ豊川茜稲荷神社の屋根である。 少し杜に踏み込むと別に茜社の社殿裏が見える。 左から2枚目の画像がそれだ。

 杜沿いの径を行くと茜神社のもう一方の参道口に出るが、そこはまた池畔である。

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 ここは楓の樹や東屋のある所の向こう側、東の池畔にあたる。 
 3月に №213 にて桜と紅梅をご紹介した場所でもあり、また違った勾玉池の景を楽しませてくれる。
 左画像の右端 浮舞台との間に三ヶ所 石のベンチが据えられているが、ここが私お気に入りの休息場所であり句作の場でもある。
 22日撮影の菖蒲田にて画像では分からないが黄菖蒲だけがいち早くぽつゝゝと咲いている。 
 前回も触れたように一昨日3日に訪れた時には全面に咲き出していた。
 今回の画像に所々で咲き出した躑躅が写っているが、これから花菖蒲との競演が楽しみである。

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 念の為に勾玉池の地図を載せてみた。
 勾玉池はその名の通り勾玉の形に広がっているが、自然に出来たものではない。
 明治15年に外宮の杜の環境護持の為、伊勢市民の有志が全国に浄財を募り池を中心とした神苑が造営整備された。
 池は神宮に因んで古代の装身具である勾玉の形をモチーフにして作られたものなのである。


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 池を一巡りして何時ものように石のベンチに腰掛けた。 
 この日は少し汗ばんだので涼しげな緑蔭をつくっている藤棚の下のベンチを選んだ。
 周りにはまだ蒲公英が咲いている。 結構花期の長い花だ。 


   いつものベンチ蒲公英の黄が囲む  暢一


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 5月6日に藤の花を撮影した折は藤棚下のベンチで30分ほど憩ったあと、北御門の駐車場広場に藤が山藤の風情にて他の樹に絡まって咲いているのを思い出した。
 まだ仕事を始める迄に時間的余裕があり行ってみる事にして勾玉池を後にした。
 次回はその駐車場の藤その他を題材にして続けたいと思う。          
 
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2006年6月 3日 (土)

≪フォト俳句(229)≫6/3 ② 楓の実 (外宮神苑 勾玉池)

Img_1611 前回記事の若葉の藤棚を撮影した5月22日の勾玉池を臨時更新の上もう少し続けてみたいと思う。
 勾玉池から鴨はすっかりと姿を消し 池面が今迄よりも広々と感じられた。 少し西に傾き出した日射しに池畔の様々な色の新樹が目に眩しい。

Img_2529 神鶏がいる。 近づいても知らん貌で逃げようとしない。 
 池の小島のような田の花菖蒲も青々と成長していた。 
 今朝(6月3日)改めて訪れてみたが早くも咲き出していた。 あと一週間程で満開の花菖蒲が勾玉池を華やかにするだろう。

 
 池畔を巡ると池に少し迫り出して東屋が景に風情佳くとけこんで建っており、その手前に「楓の樹」が池面に枝を大きく張り出して緑蔭をつくっている。
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 その楓の樹の若葉を見てみると小さな赤い花が点々と咲いているように見える。 意識していないと見過ごしてしまうかもしれない程度のものだ。
 それは花でなく「楓の実」だ。 花弁のように見えるのは実を風に乗せて遠くへ飛ばす為の羽である。
 勿論 実の生る前には花が咲く訳だが、楓の花は実よりももっと小さく地味なものにて注意しなくては分からない。 樹の根元に薄紅色の花が散り敷くので気がつく。

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        老木に紅さす楓若葉かな   原石鼎 

 石鼎の掲句での「紅さす」は花や実の事でなく、楓の若葉が紅葉する事を詠んでいるのであろう。 
 楓のある種のように新芽や若葉の内は紅く、段々と青葉に変化していく樹木が結構ある。
 「春紅葉」の総称にて春の季語にしている俳人もいる。 見出しの勾玉池の全景写真にも赤っぽい新樹が混じっているが、秋の紅葉の如く見事な樹もある。 


             池の面に梢ひろごる楓の実  暢一


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