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2006.03.28

不況  (自句寸感・句評)  

          メーデーや店主は不況かこつのみ  加藤暢一
 

 父が朝日新聞の三重県版に投句していても興味を感じなかった俳句でしたが、たまゝゝ手にした俳句研究の眸先生の特集に感銘を受けた事が俳句入門の切っ掛けです。
 いろはも知らぬまゝ俳句らしきものを作り、俳句研究読者俳句にて眸先生の御選を受けながら一年近く迷った末、思い切って「朝」に入会したのが昭和62年2月。 
 翌年父が亡くなったり一身上にもいろいゝゝあったりして、何度かのブランクを経ながら投句は欠かさず続け現在に至っています。
 入会して間もなく都筑典子さんを中心として東海支部が発足し、ご指導を頂けた事が幸いでした。
 身辺に句友のいない私にとって月に一度の岡崎での句座が唯一の励みであり楽しみです。
 しかしこの不況は地方の小さな商店にも深刻です。
 恋の悩みは句になりますが、商売の悩みはどうも…。        (加藤暢一)
 
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 吟行会のお世話役で大忙しの中でも、いつも、はっとする佳句を発表する暢一さん。
 商店の経営は気骨の折れるもの、その中での懸命な作句ぶりを拝見していると、漆器問屋だった主人のことを思い出します。 頑張って下さい。           (岡本眸先生) 2000

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