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2009.07.04

初仕事  (句評)

          反り返る暦を正し初仕事  加藤暢一


 この句は前出の大平芳江さんの 「真つ白な月日の怖し初暦」 の句と趣を異にして、暦そのものを詠み、句の中心は<初仕事>である。
 たしかお店をなさっている加藤さんは、巻き癖のついた店頭のカレンダーを正し、新年初めての仕事を心新たに始められた。
                                         (真保喜代子氏) 2009

 

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