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神宮の薪積み上げて年用意
鳩笛を買ふ聖樹下の屋台店
落葉斯く掃かれてしだれざくら句碑
下総の四方に山無き葱畑
黄落や君の手を吾がポケットに
東京に美しき季あり散銀杏 
枯芦や三川寄りて音のなき
赤すぎて拾ひし紅葉捨ててしまふ
全景の芦暮れなづむ焚火かな
落葉踏む音に黄の音紅の音
川風に桜紅葉の一途なる
冬小菊路地の向かふの海の色
朝市ですぐ食む林檎ひとつ買ふ
山里に無名の故事や花芒
 葬祭のあとを集へる栗ごはん
伊勢の郷星よく見えて秋めきぬ
泉まで径の小暗き曼珠沙華
松手入れして風の音波の音
2sh0202
3sh0204
4sh0231
曼珠沙華咲き一天の紺深む
 茶の花の咲きこぼれゐて農閑期
曼珠沙華折れてをり子ら過ぎしあと
群がつて近寄りがたき曼珠沙華
曼珠沙華白きは月の下に咲く
稔田の北に残れる伊勢平野
秋の暮稲荷狐に見詰められ
神杉に突上げられて天高し
瞠りて森の音聞く秋はじめ
一日の怠惰に暮るる百日紅
睡蓮の花の目覚めの遅速かな  
妹を待つ駅裏の紅芙蓉
萍に水面わづかな水馬
菱ぎつしり勾玉池の夏更くる
池の面に小道あるごと菱の花
大正の鉄扉の模様時計草
時計草朝日に刻をきざみだす
城垣に城なき樟の茂りかな
蓮の実の飛ばさんとして俯けり
おほらかにおほきく古代蓮咲けり
蓮の風葉をうらがへしうらがへし
城跡の中学校舎蝉時雨
薄暗き老舗の屋ぬち夏暖簾
紫陽花の変化の果の土の色
紫陽花の雨やこの頃人恋し 
斎宮の古様の花菖蒲
花菖蒲見ても海を見てもひとり
風出でて海のにほひの菖蒲苑 
木洩日や金糸梅咲くひとところ
玉砂利を掃く音近づく花菖蒲
八橋を肩触れて交ふ花菖蒲
浮舞台上手下手の花菖蒲
佇めば揺れてくるるや花菖蒲
白菖蒲森影及びても著き
花菖蒲ことに白きが揺れてをり
神垣の池畔幽める花卯木
 ウォーキング五月躑躅に目もくれず
わが影のゆれてゐるなり花菖蒲
楓の実たれも見ずゆく吾の見る
浮舞台藤房越しにまぎれなし
なんじやもんじや花名教へて笑ひあふ
岡崎駅西口閑と花つつじ
初花や幼馴染のことをふと
密やかに五十の恋を余花の雨
 父逝きし日よ蒲公英の絮とべば
蒲公英やここ老画家の指定席
喧騒のやがて始まる朝桜
漆黒の空や桜の螺鈿めく
朝桜かなしきまでにまぶしけれ
鴨引きし勾玉池の広さかな
春昼の花舗にきて選るプレゼント
魚屋に魚のにほひ水温む
沈丁や茶房の窓の雨催
駅前の寂れてゆくよ桜草
神鶏の人に親しき花馬酔木
椿咲くこの道夜は怖からむ
散策の佇み跼み水温む
残る鴨数へてみしがすぐ忘れ
風止みて一木の梅匂ひ立つ
吟行の五人快き数牡丹の芽
母と妹なに語りあふ雛の前
きびきびとガードウーマン花菜道
早春の瀬の煌伊勢も少し奥
寒明けの田や黒々と打ちゐたる
暮早し稲荷の狐薄笑ふ
子の長じ豆撒きはとほき思ひ出
花枇杷や遅れて点もる稲荷の灯
小社の四五人寄りしどんどかな
伊勢の海の大寒の日の碧さかな
伊勢の海に破魔矢の鈴の鳴りにけり
手袋を脱ぎ追悼の記帳待つ(阪神淡路大震災忌)
初詣めでたく靴の汚れけり
歳々の母の足弱初詣
初詣黒髪やはり美しき
荒星に火の粉を飛ばす除夜篝
いつ打ちし釘か今年も注連飾る