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飾るまで注連置く土間の匂ひけり
注連飾り替へて明るき家並かな
クリスマス過ぎて賑ふ飾売
聖樹など無き寿司店に安らぎぬ
あるときのポインセチアのごとき嘘
湯に入るる柚子を分け合ひ両隣
年用意まづ氏神の札祀り
神還る径を散り敷く銀杏の黄
アーケードの下ほの暗き冬の雨
猫も居て家族揃ひぬ置炬燵
残菊に絶ゆることなき香りかな
木枯や百面相の千切れ雲
青空に包まれて柿熟れ残る
山茶花や旧き酒場の裏通り
一葉忌救急車来て路地に入る
神垣に抜ける路地裏石蕗の花
山茶花の散り急がねば次々咲く
花石蕗の日向の黄また日蔭の黄
鶏頭燃ゆコンクリートの割れ目より
ワイン提げ釣瓶落しの家路かな
水引やゆふぐれ早き厨口
木守柿幼き我が泣いて過ぐ
木犀の香や町のどこ歩いても
栗飯や老いたる母に家事恃み
酒場より夜更けて帰る寝待月
一人居の杯を重ねる十八夜
立待の上がりて暗き街路灯
町中に杜の闇ある十六夜
落蝉の止めを猫が刺しにけり
海見えて少女駆け出す浜おもと 
雨降つて地の匂ひ立つ凌霄花
店仕舞ひ早き我が町夕焼くる
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雨粒の葉にころころと古代蓮
梔子の香や花の前過ぎてより
桑の実を初めて食みて懐かしき
なめくじり卓の横断待ちて捨つ
木洩れ日や金糸梅咲くひとところ
十薬や銭湯通ひの昔ふと
鴨足草稲荷の社務所人気なく
夏めくや志摩の山風潮風
麦秋や畑と宅地入り組みて
梅天の海を覗けば深みどり
時の日の昼過ぎてより日差しけり
傘紅きうしろ美人や梅雨に入る
お木曳の果てし余韻の梅雨入かな
浦里に迫り出す山や花卯木
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年々の都忘れや家業継ぎ
蛍袋咲いて古色の格子窓
母の日の花真ん中に夕餉かな
水曜日母の日の花届きけり
山吹の叢となりたる屋敷跡 
牡丹寺に遊びメーデー無縁なる
牡丹寺の牡丹の彩の錦鯉
沈丁花 3/11
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