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2006年6月23日 (金)

鴨足草

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昨日よりの雨が今朝も続いていましたが、昼前になった今は止み、雨上がりの涼しさです。
ブラジル戦は残念でした。私はサッカーに詳しくありませんが、様々な話を総合すると日本勢は海外組と国内組との戦術レベルの差を埋める事が出来なかったのが痛かったのだろうなとの感じです。

今の時期「鴨足草」が咲いていますが、「ゆきのした」と読むとは俳人や花に興味のある人しか判らないでしょうねぇ。私の知人は誰も知りませんでしたから…。
楚々とした珍しい姿の小さな白花は俳句によく詠まれて俳人好みの花です。

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「鴨足草」は歳時記の見出しで「虎耳草(ゆきのした)」で載っている事も多くどちらも葉の姿から付いた名です。
そのままストレートに「雪ノ下」とも書きますが、この「ゆきのした」の呼び方は雪の下でも葉が青々と鮮やかな事からのものです。 この葉は揉んで切り傷などの貼り薬としてよく利用されたそうですね。

他に「虎の耳」「畸人草」「つるあふひ」「ねこのみみ」等とも言います。
「雪の下」が一番読み易いですが、江戸時代の句や近代ではよく見られるものゝ、現代では少数派のようです。 冬の時期 雪の下の青々と鮮やかな葉をイメージしますから花を詠むのにはどうも相応しくないように私も感じます。
「ゆきのした」と平仮名表記で詠まれている句は結構あります。 「鴨脚草」の表記も稀に見られますが、圧倒的に多い使用例はやはり「鴨足草」です。

江戸時代の文献には「鴨足藤(きんぎそう)」「鴨足草(きんきそう)」「千年固(ゆきのした)」。 石山に植えた事から「石斛」「鏡面草」等とも載っていて、 如何にこの時代に愛でられた花かが分かります。

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  はびこつて好きな花なり雪ノ下  高浜虚子
  ゆきのしたかろがろ咲いてはなやげる  渡辺水巴
  かくれ咲く命涼しき鴨脚草  富安風生
  鴨足草けふ一歩だに土踏まず  石田波郷


  鴨足草稲荷の社務所人気なく  暢一


        <全画像拡大可>

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