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2006年9月19日 (火)

鶏頭

 台風13号は北海道に再接近しそうな様子が報じられていますが、伊勢は快晴にて気持ちの良い日中でした。

 昨日の露月忌に続いて、今日9月19日は「子規忌」。正岡子規の忌日ですね。
 明治35年、35歳にて没。「糸瓜忌」「獺祭忌」とも。
 「獺祭忌」は子規が獺祭書屋主人と号した事からですが、「獺祭」の意味は詩文を作る時に多くの参考書物を周囲に広げておく事です。


    老いて尚君を宗とす子規忌かな  高浜虚子


Img_7622


 また伊勢市内の歩道に咲いていた花です。
 この辺りは整った商店街と云う程ではありませんが、商店の多い通りです。
 ある商店の前、車道と歩道の間に雑多な感じで茂っていました。


Img_7623


 鉢やプランターでなく、歩道と車道の間の隙間から「鶏頭」がにょきにょきと花を咲かせています。
 自然に生えてきたものなのでしょうか。


Img_7628


 「鶏頭」(ケイトウ)は熱帯アジア原産。
 英名は「cocks-comb」。 「鶏のとさか」の意味ですから共通のイメージですね。
 別名は「鶏冠花」(ケイカンカ)。「韓藍」(カラアイ)。

 日本へは中国を経て古代に渡来し、万葉集にも「韓藍」(カラアイ)の古名で登場します。


  わが屋戸に韓藍蒔き生し枯れぬれど
         懲りずてまたも蒔かむとそ思ふ 山部赤人


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       鶏頭や雁の来る時尚あかし   松尾芭蕉
       秋風の吹きのこしてや鶏頭花  与謝蕪村


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       鶏頭の一四五本もありぬべし  正岡子規
       鶏頭を三尺はなれもの思ふ   細見綾子


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      鶏頭が生まれ変わつてフラメンコ  櫂未知子
      火に投げし鶏頭根ごと立ちあがる  大木あまり

             <画像拡大可>

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コメント

富士の麓の鶏頭もよりいっそう赤くなって来ました。
いつも勉強させていただき有難う御座います。
月に1回句会に行っています。まだ初心者でなんだか俳句の森は深く迷いそうです。でも興味津々です。
又の更新を楽しみにしています。

投稿: 麗 | 2006年9月20日 (水) 11:13

 麗さん こんにちは。いつもご覧頂き有り難うございます。
 富士山の麓にお住まいなのですね。どの辺りなのでしょう。何処であっても佳い土地にて羨ましい思いです。
 俳句は踏み込めば踏み込む程楽しくなりますねぇ。結構技のいるところがありますから基本をしっかり身につけると鬼に金棒ですね。私は20年を経た今でも師の入門書を読み返しています。
 どうぞ今後共ご厚誼の程お願い致します。
 

投稿: のぶ | 2006年9月20日 (水) 11:55

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