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2006年10月 1日 (日)

さよなら YS-11

 10月は雨の一日にて始まりました。 いつもの室温計は22.4℃。 ほんの少しですが肌寒さを覚えます。


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 昨夜 テレビニュースで国産旅客機 YS-11の最後の一機の最終便を報じていました。

 YS-11は昭和40年に初就航した双発のプロペラ機にて、国産旅客機は後にも先にもこのYS-11のみですから感慨深いものがあります。
 官民挙げての国策プロジェクトで誕生したYS-11は182機が製造されましたが、販売不振の上にジェット旅客機の普及に止めを刺されて僅か8年で製造打ち切りとなってしまいました。


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 誕生から41年を経て日本の空を飛んでいる国産旅客機はこの最終便となったYSー11の一機のみとなっていた訳ですが、空中衝突防止警報装置の設置が法改正により義務づけられ、設置に多額の費用が掛かる為に引退する事になったそうです。


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 敗戦の後 禁止されていた飛行機開発製造が許されるようになった事から、政府の主導の元に戦前優秀な航空機技術を誇ったメーカーを結集して製造されたYS-11は堅固で実に優れた飛行機と言われます。
 ただ初めての事ですから旅客機としてのノウハウが乏しかった。 コスト高もあり世界的のみならず日本の航空会社からも採用を渋られて売り込みに随分と苦労したそうです。


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 私が旅客機いや飛行機と云う物に初めて搭乗したのもYS-11でした。 それも新婚旅行の折です。

 新婚旅行は友人同僚達に色とりゝゞの紙テープで見送られながら神戸港を客船で出発。 勿論特等客室です。食事は特別室で船長と一緒にて、映画の一シーンのようでした。
 そして帰路がYS-11だったのです。
 搭乗前に旅客の皆さんの前で 機長から記念メダルを スチュワーデスから花束を贈呈されてめちゃくちゃ恥ずかしかった思い出があります。


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 と言えば、今の時代なら海外への新婚旅行と思うのが当然でしょう。
 しかし時代は40年近くも前の事。 海外へ出るのにも厳しい制限があり、沖縄ですらパスポートの要る時代です。
 新婚旅行もやっと一般的になりだした頃にて、行き先は余程裕福でない限り皆さん国内でした。

 私の場合、種明かしをすれば四国です。 当時は熱海が一番人気で、伊勢志摩も負けず劣らず新婚旅行の多かった所です。
 会社時代の上司の新婚旅行も伊勢志摩だったのですが、台風の為に新婚初夜は列車内に閉じ込められていたと何度も聞かされました。

 YS-11は我々の世代前後の方々にとって何らかの思い出があり、一つの時代の終りを告げるものの一つとして 感慨を覚えるニュースでしょう。


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