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2007年3月の11件の記事

2007年3月29日 (木)

菜の花 ④。 植木等さん逝去。

 晴天で始まった今日ですが昼前になって曇ってきました。 室温計は15.5℃です。

 27日に植木等さんがお亡くなりになりましたね。三重県のお寺で生まれたと言う事は分かっていましたが、訃報記事を読んで伊勢市にも縁の深い事を改めて知りました。

 植木徹誠氏の三男として名古屋に生まれ、間もなく徹誠氏が常念寺(浄土真宗)の住職になり三重県宮川村に移り住みました。 その後徹誠氏は請われて伊勢市のお寺に入寺し部落解放運動に携わった事もあって、植木等さんは伊勢市立四郷小学校に在籍しました。 母の実家は伊勢市小俣町だったそうですから、二重にご縁がありますね。
  父の徹誠氏は優れて活動的な僧侶であったらしく前述の解放運動や反戦的な言動から特高警察に捕まり3年間 獄中にいた事もあったそうです。

 朝日新聞の記事によると植木等さんは昨年秋にその四郷小学校を訪れていました。自叙伝を書く為にゆかりの地を訪ね歩いていたそうで、その後解放運動をしていた父の関係地や母の実家の小俣町も廻ったようです。 自叙伝はどこまで書き進めておられたのか、とても気になるところです。


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 今回も町角の菜の花 ④ です。
 場所は外宮の少し西方の町中。 ≪フォト俳句(249)≫にて珊瑚樹をご紹介した坂社の道路を隔てた向かい側です。


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                     背景の建物は伊勢市立図書館


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    こちらは図書館と並んで建つ福祉健康センター


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     沼べりの闇噎せつぽき花菜かな  岡本眸


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                 家々や菜の花いろの灯をともし  木下夕爾


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2007年3月26日 (月)

菜の花 ③

 暖かく佳き日和の一日でした。 夕方近くなってもいつもの室温計は17.8℃を指しています。

 今日は誓子忌。 俳人 山口誓子の忌日です。 平成6(1994)年 92歳にて逝去。
 「俳句俳話ノート」にて 三重県や伊勢との深い関係の話題を中心に取り上げましたので、宜しければご覧下さい。


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 今回も町角の菜の花 ③ です。
 前回のバス停から伊勢神宮外宮へ到る途中に建つ伊勢市教育研究所のビルの前の花壇にて。


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      菜の花といふ平凡を愛しけり  富安風生


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                  花菜咲き家に暗き間明るき間   岡本眸


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      安房の海や山の頂きまで花菜  村山古郷


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2007年3月24日 (土)

菜の花 ②

 終い彼岸の今日はどんよりとした曇り空です。 雲が見えると言うよりも空全体が薄曇りの一色に覆われていると言った感じです。 いつもの室温計は正午で15.5℃。 ‘暑さ寒さも彼岸まで’と言われる通り、紆余曲折を経ても結局彼岸の内に暖かくなりましたね。


     月日過ぎただ何となく彼岸過ぎ  富安風生


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 町角の菜の花 ② です。
 今回はバス停。 背後には町川が流れています。


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 が菜の花の蜜を吸っていました。


      虻金色菜の花の色吸ひをれば  暢一


 虻は蝿目に属します。 でも蝿よりも大きくどちらかと言うと蜂に似ていますが、蜂は4枚羽 虻は2枚羽ですから見分けがつきますね。
 また虻は春の季語です。


     さんさんと夕日から虻出できたる  加藤楸邨


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2007年3月23日 (金)

菜の花 ①

 ここ数日の暖かさで春も定着した感じです。
 今日の室温計は午後4時現在で17℃を指していて快適な気温です。 部屋の窓も朝から開けたまゝです。


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 また近所の商店街です。
 西端に位置する精肉店の前では鉢植えの菜の花を毎年咲かせています。
 撮影した日は定休日にてシャッターが下りていました。

 ≪フォト俳句(179)≫でご紹介したことのある、昔 日本三大橋の一つと言われた伊勢参宮道 筋向橋の所です。


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 菜の花は油菜科。 今はおひたしや和え物として食べられるくらいですが、昔は菜種油が燈火・食用油・潤滑油等に使われて最も貴重で重要な油であり、また滓は肥料として重宝されたそうですから、生活に無くてはならない菜の花だった訳です。

 それにしても菜の花の黄のこの鮮やかさは他に類を見ませんね。

      花菜咲く親子二代の通学路  暢一


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                  菜の花や月は東に日は西に  与謝蕪村

                  菜の花や小学校の昼餉時    正岡子規


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2007年3月19日 (月)

アリッサム & パンジー(三色菫)

 いつもの室温計は正午で10.1℃と今日も冷え込んでいますが、無風好天にて屋外を歩くと結構暖かいです。
 昨日は彼岸入りでしたが、昨年に「俳句俳話ノート」にて彼岸の話題を取り上げた事があります。宜しければご覧下さい。


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 銀行への道筋にある犬猫美容院が咲かせている花は時折撮影させて頂いて取り上げてきました。
 先日通りかかったら壁面に雰囲気よく咲かせています。


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 ごく小さな白い花はアリッサム
 2006年12月 1日にも取り上げて花の説明をした事のある花です。


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 黄色い花はパンジー(三色菫)ですが、図鑑によると 花の直径が3~5cm以上のものをパンジー、それより小さいものをビオラと区分けして呼ぶそうですから、この画像はビオラ が正確なのかも知れませんね。

 一年中見られるように思いますが、俳句では晩春の季語とされていて、遊蝶花・胡蝶花・胡蝶菫とも。


                  遊蝶花日暮は人のふりむかぬ  永島靖子


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2007年3月16日 (金)

消防車

 3月16日は七十二候で「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」だそうですが、今日も冷えました。 でも室温計は正午で11.5℃と昨日よりはほんの少しですが高い気温でした。


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 数日前の事ですが、時折取り上げる近所の商店街を歩いていたら、車道の前方が通行止になり消防車が見えました。
 火事かしらと急いで行ってみると、7階建ての病院の消防訓練でした。 

 昔 神戸在住の折に11階建のマンションに住んでいて、住民選挙による管理組合の役員をしていた事がありましたが、防火管理責任者として消防署と打ち合わせをしつゝ一年に一度 消防訓練を実施していた事を思い出しました。 
 防火管理責任者になるのには資格を取る必要があり、今でも私は有資格者と云う訳です。 


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  消防車は大人になっても見るに楽しいものです。 男性だけでしょうか。 女性はどうなのでしょうね。 それとも私だけかしら。


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 消防車を詠んだ句でこれっと言った句は知りませんが、火事を詠んだ句は次の金子兜太氏の句が最も有名です。 
 「火事」は冬の季語ですね。


      暗黒や関東平野に火事一つ   金子兜太


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2007年3月15日 (木)

ローズマリー

 3月に入ってからのこの寒さは一時的なものと思っていたら、すっかり居座ってしまいましたね。
 今日も正午で室温計は10℃です。 伊勢としては今年に限ってですが冬本番中でも数少なかった正午気温の低さです。

 確定申告を最終日である今日になってやっと提出してきました。 毎年ぎりぎり申告になってしまいます。道中に町中の桜を見てみましたが、まだ花芽は堅い感じでした。 染井吉野の開花は結局 例年と同じになるのかも知れませんね。


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 この13日は第二火曜日。 我が結社の東海支部月例句会に出席の為に岡崎まで出掛けました。
 句会場のお庭に紫の花が品佳く咲いていました。 


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 句友に何の花?と訊ねると、ローズマリー。 ハーブの一種でハーブ茶として また料理に添えたりとお馴染みの花だよと教えてくれました。

 俳句を永く詠んでいる人には植物に詳しい人が多く、いつも感心してしまいます。
 私の俳句歴もそこゝゝ永くなり、またブログで花々を取り上げるようになって それなりに知識が増えたように思うのですが、まだゝゞ足元にも及びません。


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      ローズマリー日永の句座の眠くなる  暢一


 ローズマリーは紫蘇科。 地中海沿岸原産。
 名も 「ros(露)+ marinus(海の)」 と美しい語源にて海岸近くに自生している、と図鑑に載っていました。
    
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2007年3月11日 (日)

④ 犬のふぐり。繁縷<ハコベ>(度会町大野木)

 仲春にも拘らず、今年でも最も寒い感じの日が続きます。 各地で降雪が報じられていますが、三重県も北部山間地では雪が降っているようです。
 伊勢も冷たい風が強く吹いていてとても寒い今日です。


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 今回も桜や梅を取り上げて数回続けている度会町大野木の宮川沿いの同所です。
 上の画像の白とピンクが対になって咲いている梅の近くの草叢に ごく小さな青い花が点々と咲いていました。


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 早春から4月末頃にかけて咲く 犬のふぐり です。
 1cmにも満たない小さな花ですが、鮮やかな青色なのでよく目を惹きます。

 この 犬のふぐり は外来種にて図鑑には 大犬のふぐり の名で載っています。 日本種は更に小さくて淡紅色をしていますが、今では山間部のごく一部でしか見られなくなりました。


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 大犬のふぐり は胡麻葉草科。 ヨーロッパ原産にて明治時代に帰化したそうです。 今の時期に田園や山野を歩けば普通に見られますね。

 「犬のふぐり」は犬の睾丸の事ですが、実の形が似ている事から付けられた名です。
 俳人好みの花にて頻繁に詠まれますが、俳句を始めたばかりの女性は恥ずかしくて馴染むのに苦労するようです。


     犬ふぐり一杯咲いている孤独  加倉井秋を


 日射しの下では正確な色が写らないので、以下は私の身体で影を作って撮影しました。
 

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            膝抱くは弱気なときよ犬ふぐり  暢一


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 犬のふぐり を写していたら、更に小さな白い花が目につきました。


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 そこで思い切り接写してみました。 私のポケットカメラではこれが限度にて、本当に小さな小さな花です。
 花の名は 繁縷(ハコベ)。 普通 はこべら と呼ばれていて、春の七草の一つですね。 撫子科です。
 繁縷 には みどりはこべ小はこべ があるようですが、図鑑で調べてみると私の画像は 小はこべ のようです。 
 繁縷の句と言えば、先ず波郷のこの代表句が思い浮かびます。

                はこべらや焦土の色の雀ども  石田波郷 


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2007年3月 7日 (水)

③ 梅 (度会町大野木)

 昨日に続き冷え込みました。 いつもの室温計は正午で10℃です。 この冬の間でも低いほうです。 暖冬とは云え この時期はまだゝゞ油断出来ませんね。
 昨日は啓蟄でしたが、昨年 「俳句俳話ノート」にて短文ですが取り上げました。


       啓蟄や吾が商に休みなく  暢一


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 前回記事の大野木の梅は昨年も撮影していました。 上の画像がそれです。
 昨年は≪‘のぶ`のフォト俳句≫のみにて使わないまゝ過ぎてしまいましたので、この機会に掲載させて頂きます。


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 撮影は昨年3月15日。 前々回(3月3日)にご紹介した宮川沿いの桜の昨年3月15日の咲き具合は如何と 上画像のように部分拡大をしてみましたが、まだ開花していませんでした。


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 今年3月1日撮影の同所の画像も同じく拡大してみました。
 昨年より半月も早い時期の撮影にも拘らず、その桜の違いは歴然です。 今年が如何に早咲きか実感させられますね。


 以下 昨年撮影の画像です。


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 バックの枯銀杏が目を惹いたので道路を渡って行ってみると、農家のお庭から見事に聳え立っていました。


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 左側道路沿いにもピンクと白の梅が対に植えられて咲いていました。
 右側には茶畑が広がっています。 後方の山と道路との間が宮川の清流。 
 度会町は三重県でも有数な茶の生産地にて度会茶として知られていますが、現在 三重県産のお茶は伊勢茶とブランド名を統一しています。
 この辺りは山間に小規模の茶畑が無数に点在しているのが特徴です。
 度会町や三重県の茶については一昨年 ≪フォト俳句(175)≫ にて取り上げた事がありました。 

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2007年3月 5日 (月)

② 梅 (度会町大野木)

 今日は激しい風雨です。 にも拘らず室温計は19.1℃と昨日に引き続き異常な暖かさです。 


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 前回 3月1日に撮影した伊勢市内から少し上流の宮川沿いに咲いていた桜をご紹介致しましたが、今回は同所で満開のピンクと白のです。 本来は宮川をバックにこの梅を撮るのが目的で寄った同所でした。 前回の桜が後方に小さく写っています。


 は薔薇科。 中国原産です。
 奈良時代に遣隋使か遣唐使が持ち帰ったらしいのですが、詳しくは不明です。 平安時代のいつの頃からか桜の方が関心をひくようになったようですが、それ迄は梅が持て囃されたとのこと。 万葉集でも梅の方が多く詠まれています。

 梅は 春告草・好文木・花の兄・匂草・風待草・初名草 等々と色々な呼び名があり、どれも季語となっていますが、春告草以外はあまり使用例を見ません。


                   奥伊勢の春告草の便りかな  暢一


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      春もややけしきととのふ月と梅  松尾芭蕉


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                    梅一輪一輪ほどの暖かさ  服部嵐雪


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      二もとのむめに遅速を愛すかな  与謝蕪村


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                  山川のとどろく梅を手折るかな  飯田蛇笏
       

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       師はときに遊べ遊べと梅日和  岡本眸


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                    白梅と紅梅の枝と空に逢ふ  原裕


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      勇気こそ地の塩なれや梅真白  中村草田男


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                     梅白し峡は片側より暮れて  有働亨


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2007年3月 3日 (土)

① 桜 (度会町大野木)

 暖かい日が続きます。 今朝は曇り空で始まりましたが、昼前から晴れて、いつもの室温計も15.7℃を指しています。

 今日は「雛祭」。
 雛祭については一昨年に ≪フォト俳句(115)≫ にて取り上げた事があります。
 
 そして「立子忌」です。 「雛忌(ひなのき)」とも。
 高浜虚子の次女 星野立子の昭和55(1984)年の忌日です。 80歳にて没。

 星野立子について「俳句俳話ノート」で少し記事にしてみました。 クリックの上 宜しければご覧下さい。
  

      立子忌を終へし安堵に雪の降る  星野椿


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 この3月1日に所用があって宮川を少し遡った度会町の大野木まで出掛けました。
 川沿いに濃いピンク色の一際目立つ小さな樹が目に留まったので、梅かしらと下りてみると です。 


      初花の薄べにさして咲きにけり  村上鬼城


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 図鑑を調べると、どうも寒桜が一番似ています。 開花時期は3月初め。 暖地では1月中旬に咲き出すと載っていました。
 近くの小さな畑で作業をしていたおばさんに尋ねると、2月中頃に咲き出したそうです。 しかし川風のあるこの場所の桜の開花は遅く、この桜も今の時期に咲き出したのを見たのは彼女も初めてだそうです。

        初花や幼馴染のことをふと  暢一


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