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2007年3月11日 (日)

④ 犬のふぐり。繁縷<ハコベ>(度会町大野木)

 仲春にも拘らず、今年でも最も寒い感じの日が続きます。 各地で降雪が報じられていますが、三重県も北部山間地では雪が降っているようです。
 伊勢も冷たい風が強く吹いていてとても寒い今日です。


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 今回も桜や梅を取り上げて数回続けている度会町大野木の宮川沿いの同所です。
 上の画像の白とピンクが対になって咲いている梅の近くの草叢に ごく小さな青い花が点々と咲いていました。


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 早春から4月末頃にかけて咲く 犬のふぐり です。
 1cmにも満たない小さな花ですが、鮮やかな青色なのでよく目を惹きます。

 この 犬のふぐり は外来種にて図鑑には 大犬のふぐり の名で載っています。 日本種は更に小さくて淡紅色をしていますが、今では山間部のごく一部でしか見られなくなりました。


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 大犬のふぐり は胡麻葉草科。 ヨーロッパ原産にて明治時代に帰化したそうです。 今の時期に田園や山野を歩けば普通に見られますね。

 「犬のふぐり」は犬の睾丸の事ですが、実の形が似ている事から付けられた名です。
 俳人好みの花にて頻繁に詠まれますが、俳句を始めたばかりの女性は恥ずかしくて馴染むのに苦労するようです。


     犬ふぐり一杯咲いている孤独  加倉井秋を


 日射しの下では正確な色が写らないので、以下は私の身体で影を作って撮影しました。
 

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            膝抱くは弱気なときよ犬ふぐり  暢一


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 犬のふぐり を写していたら、更に小さな白い花が目につきました。


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 そこで思い切り接写してみました。 私のポケットカメラではこれが限度にて、本当に小さな小さな花です。
 花の名は 繁縷(ハコベ)。 普通 はこべら と呼ばれていて、春の七草の一つですね。 撫子科です。
 繁縷 には みどりはこべ小はこべ があるようですが、図鑑で調べてみると私の画像は 小はこべ のようです。 
 繁縷の句と言えば、先ず波郷のこの代表句が思い浮かびます。

                はこべらや焦土の色の雀ども  石田波郷 


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                          <画像拡大可>

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コメント

犬のフグリって季語だったんですね!

先日私のHPにも大犬のフグリの写真を載せたので
つい見入ってしまいました。


投稿: 魚迷 | 2007年3月18日 (日) 07:08

 魚迷さん 今晩は。ご覧頂き有り難うございます。
 昔から見られる山野の草や花は殆どが季語になっていますね。もっとも犬ふぐりも蒲公英も今では外来種に入れ替わってしまいましたけれど…。
 貴HPと犬ふぐりも早速に拝見致しました。品の佳いデザインに感服です。

投稿: のぶ | 2007年3月18日 (日) 23:22

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