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2008年1月の3件の記事

2008年1月24日 (木)

初暦 と 岡本眸先生のお句

 昨日の23日は東京で2年ぶりの降雪があったと報じられていました。
 伊勢でも終日暖房の無い部屋の気温が10℃以下の冷え込んだ一日でしたが、 21日の月曜日は深夜から未明に降雪があったようで、起床してみると屋根やベランダなどが真っ白でした。 初雪です。 昼までに消えてしまいましたけれど…。

 今朝は風が強くて一段と寒く感じますが、いつもの室温計は午前10時半現在10.5℃を指していますから 昨日よりも室温は2℃ほど高い。
 前回12日の記事では暖かさに温暖化を憂えましたが、大寒の少し前より例年通りの寒さが日本列島を襲っているようですね。

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Img_7713 今日の記事の見出しは初暦ですが、俳句では新年の季語となっています。
 初暦は 昔であれば歳末に購った伊勢神宮の伊勢暦や、京都の大経師暦、伊豆の三島暦などを新年に初めて見る事を言う季語ですが、現代俳句では新しいカレンダーを初暦として詠む事になりますね。
 初暦を詠んで代表的なのは次の句でしょうか。

    初暦めくれば月日流れそむ  五十嵐播水 


Img_7715 我が部屋を飾る初暦は JT(日本たばこ産業<株>)のカレンダーです。  各月の風景や花の写真の下に小さく俳句が添えられているカレンダーなのですが、今年 平成二十年の一月は富士山の写真と下記の我が師 岡本眸先生の新年のお句でした。 昨年に蛇笏賞を受賞されて一番注目されている俳人の故なのでしょう。


        ひかりは初景色  岡本眸  
 

 岡本眸句集 「流速」 の「物の位置(平成十年)」の項に所収のお句です。 


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 私の部屋には他に俳人協会発行のカレンダーも掛かっています。 
 俳人協会の物は時代を代表する俳人の直筆色紙を月毎に掲載しているカレンダーなのですが、一月は又も岡本眸先生の次のお句の直筆色紙でした。

      初電車待つといつもの位置に立つ  岡本眸

 蛇笏賞を受賞された句集 「午後の椅子」 の「いつもの位置(平成十五年)」 の項に所収。
 句集中 「温めるも冷ますも息や日々の冬」と共に最も評判となったお句です。


          

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2008年1月12日 (土)

年越詣&除夜篝(伊勢神宮 外宮)

 夜来の雨は止みましたが どんよりとした曇り日となりました。 午後の室温計は14.5℃と寒くありません。
 昨日の11日も暖かく コンビニへ出掛けた折 深夜にも拘らずカーディガンだけで十分でした。
 ニュースでは石垣島が夏日であったと伝えていましたが、温暖化の影響がここに来て急激な事を実感させられて危惧せざるをえませんね。

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 前回は大晦日の落日と新しい注連飾りを取り上げましたが、その除夜には伊勢神宮外宮年越詣に出掛けました。 外宮へは我が家から歩いて15分程の距離にあります。
 いつもなら 0時前に着くように行くのですが、今年は1時半頃を過ぎて家を出ましたので参拝客はいつもよりも少なく感じました。

 冒頭と下4枚の画像は外宮正面広場の除夜篝です。
 除夜に焚く篝火を‘どんど焼き’と呼ぶ人もおりますが間違いですね。 

 以前にどんど焼きについて他で記述した事がありますので引用してみます。
 『どんど焼きは正式には左義長と言い、‘どんど’はその左義長の囃子詞です。 
 左義長とは「三木張」「三毬杖」が変化したと言われ、1月15日に三本の竹を組んで燃やし 邪気払いの爆竹としたのが始まりにて、いつしかお飾り等を焼くようになっていったそうです。
 そもそもは中国で除夜や元日夕方に行われていた行事からのものだそうですが、やはりどんど焼きと呼ぶのは1月14日夜・15日に行う行事と限定すべきなのでしょう。』

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 上の画像は除夜篝の広場から参道へ渡る火除橋辺り。
 火除橋を渡って参道に入ると新玉の年を迎えたばかりの神宮の杜の暗闇は淑気が漲り 厳粛な気分にさせられます。 

 参道の所々には小さな篝火が焚かれ 長い柄の網で餅を焼いている参拝客もいます。 昔は私も子供達と毎年のように長柄の網を持参し、無病息災を祈念しながら焼いて食べたものでした。 
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 数ヶ所の篝火に当たりながら参道を進むと間もなく神楽殿の灯りが見えてきます。 神楽殿はご祈祷の神楽を行う御殿ですが、お札やお守りの販売所も兼ねています。
 もっとも販売所と言うのは拙い。 神宮では授与所と称しています。

 御正殿に参拝のあと私はここで福矢(破魔矢)剣祓いの御札を買いました。 いや授与して頂きました。

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 御正殿です。 実際はもっと暗く、画像を加工して少し明るくしました。
 
 御正殿は内宮と同じく唯一神明造の古代様式を今に伝えています。
 外宮のこの御正殿は鰹木が9本、4本の千木の先端は垂直に切られています。
 内宮の御正殿は鰹木が10本、千木の先端は水平に切られれている等と外宮と内宮では細部に違いが見られます。

 また内宮の正式名称は皇大神宮。 皇室の始祖の天照大神をお祀りしています。 
 外宮の正式名称は豊受大神宮。 天照大神のお食事を司る神である豊受大神をお祀りしています。 衣食住をはじめあらゆる産業の守り神です。

 遠来の初詣客の多くが内宮のみの参拝にてお帰りになりますが、伊勢市中心部にあるこの外宮もぜひ立ち寄ってみて下さい。 内宮よりも静かなこじんまりとした杜の中の外宮は より古代の雰囲気と淑気を体感出来る事でしょう。 

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 参拝のあと御正殿横にある神酒授与所でお神酒を頂き、帰路はまた所々の篝火に立ち寄りながら 西口の北御門に向かいました。

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               淑気満暁闇砂利音  暢一


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 外宮へ向っていた道筋の事ですが、町寺の楼門が鐘楼にもなっていて 人々が並んで順番に除夜の鐘を撞いていたので立ち寄ってみました。 

 寺の名は常照寺

 ご近所ながら立ち寄った事の無いお寺でしたので入ってみました。
 檀家の方々が酒を振舞ったり、ドラム缶の焚き火で暖をとっていたりしています。
 
 本殿も解放されていたので手を合わせてきましたが、中々立派な須弥壇でした。

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2008年1月 6日 (日)

注連飾り

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 皆さん 明けましておめでとうございます。 更新が遅くなってしまい遅まきながら御慶申し上げます。 どうぞ本年も宜敷くお願い致します。

 冒頭画像は大晦日の落日。 伊勢市内の我が家の近所にある浦の橋商店街の光景です。
 一昔いや二昔も前であれば 大晦日は遅くまで買い物客でごった返した事もあった商店街ですが、落日のこの時刻にはもう静けさが戻っていました。 これでも伊勢市内では一番賑わいを保っている商店街なのです。


               大年街染まりたる落暉かな  暢一


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 我が家の注連飾りです。
 上の藁が青い注連飾りは大晦日新たに玄関口へ飾ったもの。 下の色褪せた注連飾りが一年間飾っていた旧年のもの。
 伊勢地方では注連飾りを厄除けの為に一年中飾っておくのです。

 この事については過去の伊勢の注連飾りの由来などの記事中にて何度か詳しく触れています。
 宜しければ下記をクリックしてご覧になって下さい。
                  ↓
   ≪フォト俳句(100)≫12/31門飾り(伊勢市内)
   ≪フォト俳句(202)≫2/5 ⑧注連飾(伊勢市内)

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 注連飾りの玄関には門松も左右両脇に飾りますが、右と左とでは門松の形が少しだけ違います。 右端画像が右に飾る門松、中央の画像が左に飾る門松です。

                         <全画像拡大可>

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