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2009年3月の4件の記事

2009年3月30日 (月)

町中の桜 (伊勢市 日本たばこ産業㈱)

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 今日も我が部屋の温度計は日中で12℃前後と冬の気温でしたが、屋外に出てみると無風晴天の暖かい日和でした。

 画像は伊勢市町中の桜です。 咲き振りは例年よりも少し早いような気がします。
 場所は日本たばこ産業(株)伊勢(営)。 
 我が家の近所にて子供の頃から馴染みの桜ですから樹齢はそれなりのものでしょう。


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         わが町の巡り切れざる花盛り  暢一


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 日本たばこ産業(株)は24年前に解散した日本専売公社の煙草部門を継承した会社ですが、町の人は今でもこの伊勢(営)を専売公社と昔のまゝに呼んでいます。


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 上の画像の桜越しの建物が日本たばこ産業(株)伊勢(営)ですが、数年前までは倍ほどの敷地があり東端の路地に添った所にも十数本の桜の古木が見事に咲き誇っていました。
 この敷地の半分程が伊勢市に譲渡されて市立の保育所が建った事で十数本の桜の木も敢え無く伐採されてしまいました。


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 上下の画像がその市立保育所きらら館
 市内の二つの保育所を統合してこの地へ新たに設立されました。
 桜と共に今朝撮影しましたが、真っ青な空に小さく浮かんだ雲が印象的です。

          春昼やひとりぼつちの雲浮かび  暢一

 
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2009年3月29日 (日)

祖霊社の直会(なおらい) 春季例大祭。

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 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、23日に彼岸が明けたものゝ数日前より真冬並の寒さが続きます。 数日前の日本海側だったと思いますが、テレビニュースでは例年になく早々と咲き出した桜に雪の降る景を映していました。

 冒頭の画像は昆布を敷いた上の鯣(するめ)とお米ですが、神道に於ける彼岸行事である春季例大祭直会(なおらい)です。
 「直会」は大辞林に『神祭終了後、神饌や神酒のおろし物を参加者が分かち飲食する行事』と載っています。 公式にはその通りなのでしょうけれど、実際は神祭等への志納や寄付をした人々に祭の後で配る品の事を言います。 勿論神饌や神酒の御下がりと云う本来の趣旨を尊重して飲食に関係する品を配ります。

 我が一族は神徒ですので亡き父は伊勢神宮外宮に隣接する祖霊社にて神式の葬儀を行い御霊を安置しています。 その祖霊社の春季例大祭への志納に対する直会が冒頭画像と云う訳です。
 流石に祖霊社の直会は正式なものですが、近所の社の祭などでは花鰹等や菓子類を直会とする事が多い。

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 上の画像が直会に添えられていた挨拶状と志納の領収書?です。 
 例大祭は彼岸行事ですから春と秋に行われますが、戦前は「春(秋)季皇霊祭」と呼ばれる祝日でした。 宮中では天皇家祖先祭祀として今も続いています。 現在も春分の日・秋分の日として祝日ですね。

 彼岸は仏教と日本古来の神道的なものとが結びついた行事と言われます。 
 その辺りを祖霊社の広報誌で説明していましたので、下に載せてみました。 少し見辛いですが宜しければ画像をクリック拡大してご覧になってみて下さい。

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2009年3月 6日 (金)

啓蟄

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 冒頭画像は今朝撮影したものですが、伊勢市街の南方に位置し 伊勢神宮外宮の神域から続く山々です。 左から右へ「蓮随山」「白石山」「三郷山」と並んでいます。
 子供の頃はこれらの雑木山が格好の遊び場でした。 大人になってからも軽い山歩きの場として楽しんでいます。

 今の子供達は危険と云う事でこの山で遊ぶ事を禁じられているようです。 市街西方を流れる宮川も子供時代によく泳いだり川原で遊んだりしたものですが、ここも今は禁止です。 
 路地での遊びも車の為に危ない現今。 山も川も路地も遊べないとなればどこで遊べばよいのでしょう。 公園なんて面白くもないし…。 子供達が外で遊ばなくなったと云うよりも外で遊び難くなったのですね。

         ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

 昨日3月5日は「啓蟄」でしたが寒い一日でした。 今日は夜来の雨が降り続いていますが、正午の室温計は16℃を指していて昨日より4℃近く暖かい日となりました。 

 春季の二十四節気は立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨と続きますが、「啓蟄」は「雨水」の15日後に当たります。
 「啓蟄」の語は月令に言う
   
    『仲春の月、蟄虫咸動き、戸を啓き始めて出づ』    〔咸(みな)、啓き(ひらき)〕

からきていて、 「啓」は「ひらく」、「蟄」は「巣ごもり」と云う意味です。 ユーモラスで俳意が感じられるので俳人好みの節気ですね。
 実際に虫や蛇等が穴から出てくるのはもう少し先のようですが…。
 啓蟄は柳の若芽が芽吹き蕗の薹の花が咲く頃と言ったところでしょうか。

 傍題季語も
 「驚蟄(けいちつ)」「蛇穴を出づ」「蜥蜴穴を出づ」「地虫穴を出づ」「蟻穴を出づ」「蟄雷」「虫出しの雷」等があり多彩です。
 季語として俳句によく詠まれるようになったのは近代俳句、主として虚子以降の事のようです。

       啓蟄の蟻が早引く地虫かな    高浜虚子
       啓蟄のもろもろの中に老われも  富安風生

       啓蟄の蟻大いなり独りなり     岡本 眸
       啓蟄のうしろ手を子に解かれをり   〃        
       啓蟄の夜のにぎやかな畳の目    〃
       啓蟄や公私をわかつ家借りに     〃
       啓蟄や表札かけて人棲める       〃
       啓蟄や板塀の裾灯を洩らす      〃

       啓蟄や吾が商に休みなく       暢一

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  啓蟄の記述は「俳句俳話ノート」 ‘★ 啓蟄’(2006年3月6日)の記事を加筆転載。


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2009年3月 3日 (火)

雛祭

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 今日3月3日は「桃の節句」。 雛祭ですね。
 伊勢は薄々とした感じの曇天。 正午前の三重県中部の気温は6.5℃。 我が家の室温計は9.5℃と冷え込みました。 中部・関東地方に降雪の予報が出ています。

 まだゝゞ寒いこの時期に桃の花とはと感じます。 でも今年は3月29日が旧暦の3月3日に当り少し早いですが、4月になる年の方が多いですから頷けます。 地方ではまだ旧暦で行なう所もあるようです。

 中国に於いて五節句の内の一つ3月3日に曲水の宴を催し桃の酒を飲む風習があり、それが伝わった日本では曲水宴からの行事として人形(ひとがた)で身体を撫で、けがれを移して川や海に流すようになります。
 始めは紙で人を模った物から、美しく着飾って雛遊びをする風習が起こり、室町時代に人形技術が発達した事で今の雛人形のスタイルが確立しました。
 もっとも庶民の間でも雛を飾るようになったのは江戸時代に入ってからです。

 今も各地で雛流しの行事が行なわれていますが、雛流しは雛祭から起こったのではなく、雛流しから雛祭が起こったと云う事になりますね。

 
            流し雛あはれ確かな目鼻立   岡本眸         
         

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 上の画像は冒頭画像と同所を少し上から写したもの。 ある回転寿司店内の雛飾りです。
 最近の回転寿司店は高級感も心掛けているようで、100円寿司だけでなく結構高値の寿司もありました。

            嫁がせてよりの三月三日かな  暢一

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 3月3日は俳人星野立子の忌日です。 雛忌(ひなのき)とも。
 星野立子は高浜虚子の次女。 昭和55(1984)年 80歳にて没。 
 明るく柔らかな句風にて花鳥諷詠の一分野を形成した俳人と評されました。

 一昨年ですが、「俳句俳話ノート」にて取り上げています。
 宜しければ下記をクリックしてご覧下さい。
          ↓
     ★ 立子忌 (雛忌)

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