« 雛祭 | トップページ | 祖霊社の直会(なおらい) 春季例大祭。 »

2009年3月 6日 (金)

啓蟄

Keititu2img_8871
                                               <画像拡大可>

 冒頭画像は今朝撮影したものですが、伊勢市街の南方に位置し 伊勢神宮外宮の神域から続く山々です。 左から右へ「蓮随山」「白石山」「三郷山」と並んでいます。
 子供の頃はこれらの雑木山が格好の遊び場でした。 大人になってからも軽い山歩きの場として楽しんでいます。

 今の子供達は危険と云う事でこの山で遊ぶ事を禁じられているようです。 市街西方を流れる宮川も子供時代によく泳いだり川原で遊んだりしたものですが、ここも今は禁止です。 
 路地での遊びも車の為に危ない現今。 山も川も路地も遊べないとなればどこで遊べばよいのでしょう。 公園なんて面白くもないし…。 子供達が外で遊ばなくなったと云うよりも外で遊び難くなったのですね。

         ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

 昨日3月5日は「啓蟄」でしたが寒い一日でした。 今日は夜来の雨が降り続いていますが、正午の室温計は16℃を指していて昨日より4℃近く暖かい日となりました。 

 春季の二十四節気は立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨と続きますが、「啓蟄」は「雨水」の15日後に当たります。
 「啓蟄」の語は月令に言う
   
    『仲春の月、蟄虫咸動き、戸を啓き始めて出づ』    〔咸(みな)、啓き(ひらき)〕

からきていて、 「啓」は「ひらく」、「蟄」は「巣ごもり」と云う意味です。 ユーモラスで俳意が感じられるので俳人好みの節気ですね。
 実際に虫や蛇等が穴から出てくるのはもう少し先のようですが…。
 啓蟄は柳の若芽が芽吹き蕗の薹の花が咲く頃と言ったところでしょうか。

 傍題季語も
 「驚蟄(けいちつ)」「蛇穴を出づ」「蜥蜴穴を出づ」「地虫穴を出づ」「蟻穴を出づ」「蟄雷」「虫出しの雷」等があり多彩です。
 季語として俳句によく詠まれるようになったのは近代俳句、主として虚子以降の事のようです。

       啓蟄の蟻が早引く地虫かな    高浜虚子
       啓蟄のもろもろの中に老われも  富安風生

       啓蟄の蟻大いなり独りなり     岡本 眸
       啓蟄のうしろ手を子に解かれをり   〃        
       啓蟄の夜のにぎやかな畳の目    〃
       啓蟄や公私をわかつ家借りに     〃
       啓蟄や表札かけて人棲める       〃
       啓蟄や板塀の裾灯を洩らす      〃

       啓蟄や吾が商に休みなく       暢一

 -----------------------------------------------------------------
  啓蟄の記述は「俳句俳話ノート」 ‘★ 啓蟄’(2006年3月6日)の記事を加筆転載。


Keitituimg_8874
                                               <画像拡大可>

|

« 雛祭 | トップページ | 祖霊社の直会(なおらい) 春季例大祭。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35332/44259818

この記事へのトラックバック一覧です: 啓蟄:

« 雛祭 | トップページ | 祖霊社の直会(なおらい) 春季例大祭。 »