カテゴリー「b 伊勢神宮・勾玉池」の33件の記事

2016年3月27日 (日)

落椿② (伊勢神宮・外宮 勾玉池)

 前回は伊勢市内の一誉坊墓地の落椿でしたが、今回は伊勢神宮・外宮の神苑に広がる勾玉池の落椿。
 勾玉池畔は伊勢市民憩いの場でした。 池を何周もジョギングやウォーキングをしたり、休憩所で会話を楽しんだりと。
 しかし2013年の20年に一度の第62回式年遷宮を記念して、勾玉池の周辺は参拝・観光客向けにすっかり改装され、池畔には「さんぐう館」が建ち観光の目玉になっていて、伊勢市民が憩う事の出来る場ではなくなってしまいました。 池畔の道の途中には鉄柵もあり一周も出来ません。
                                             (全画像 拡大可)                                 
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 でも 勾玉池の一角にある茜神社の方からは池の奥への道を辿る事が出来ます。
 上の画像はその奥の道から「せんぐう館」の方を撮影しました。


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 今の時期はいつも落椿が道の一角を赤く染めます。


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               椿咲くこの道夜は怖からむ  加藤暢一


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       。・゜゜・。。・゜゜・゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・゜・。。・゜゜・。

 改装前の勾玉池は自然な雰囲気が好きで何度も記事にしてきました。
 宜しければ下記をクリックしてご覧頂ければと存じます。

                     ↓ 

 ( ≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄 】 九月の勾玉池(伊勢神宮外宮) )

 ( のぶ‘のフォト俳句≫ ~from伊勢 ☆~  伊勢神宮・外宮 勾玉池 )

 
 小振りながら見事な花を咲かせていた藤棚も改装で取り壊されてしまいました。
 以下はその藤棚の記事です。
   
                    ↓

           ( 藤の花(勾玉池) )

                                                  (№334)                            

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2010年3月15日 (月)

初桜(神宮高倉山幼稚園)、桜の芽(伊勢神宮外宮 北御門前)

 寒い先週から一転して今週は昨日今日共に暖かい。 今日は深夜の今でも室温計は17℃を指しています。 先々週も春のような陽気が続きましたから、週毎に寒暖が極端に入れ替わる気候は何か変ですね。 
 寒波時の各地の降雪は記録的な所が多く、気象庁も今年の冬は30年に一度の異常気象と見解を述べていました。
                                           <全画像拡大可>
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 昨日(3月14日)は春らしき実に麗らかな日和の日曜日でしたので、昼からゆっくりと伊勢神宮外宮まで散歩。 その道中に咲き出していたです。
 伊勢市内でも染井吉野はまだ蕾ですから、早々と初花を見せるこの桜は種類が違うのでしょうね。 花の色も染井吉野よりも少し濃いようです。

 場所は神宮 高倉山幼稚園。  伊勢神宮司庁が運営する幼稚園にて、伊勢神宮外宮の工作所に隣接しています。 
 因みに私の次男もここの卒園者です。

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       初花も落葉松の芽もきのふけふ  富安風生

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            初ざくら誰へともなき夜の言葉  岡本眸            

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                 初花の水にうつらふほどもなき  日野草城

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 伊勢神宮外宮の裏参道口である北御門前の桜の樹。 

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 染井吉野ですから やはりまだ蕾でしたが、ふっくらとした感じが可愛い。

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            家内より外の暖かし桜の芽   暢一


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                 さし交はし舞楽のごとし桜の芽  岡本眸

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                                                  (№328)

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2010年2月20日 (土)

茜社 初詣・勾玉池 (伊勢神宮 外宮神苑) 正月二日

 一昨日は東京の銀座に雪降る景がテレビに映っていましたが、伊勢でも冷え込む日が続きます。 と言っても1月から2月にかけて数回は見られる雪も屋上のバケツに張る氷も未だですから今年は厳しいという程でもありません。
 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、正岡子規は 『 毎年よ彼岸の入に寒いのは 』 と詠んでいます。 春らしい暖かさを迎えるのはまだゝゞ1ヶ月程先の事なのでしょうね。

 前回は伊勢神宮外宮への初詣(正月二日)を取り上げましたが、今回もその続きです。 
 もう2月も半ばを過ぎてまだ正月の事を取り上げていて申し訳ありませんが、画像の整理を済ませながらアップする暇を持てなくて今になってしまいました。 ご容赦の上お付合い下さい。

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 正月二日 伊勢神宮外宮に参拝をした後、神苑の勾玉池畔にある茜社にも詣でました。
 茜社は「あこねやしろ」と読みます。
 境内では除夜篝を焚いた後に小さな焚火を続けていました。

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 茜社の境内には豊川茜稲荷神社も建っています。 
 この稲荷の方がはるかに大きく立派な社殿にて主客転倒の感じがします。 
 日本三大稲荷の一つ愛知県の豊川稲荷は妙厳寺の守り神として勧請されたものでありながら、いつの間にか肝心の妙厳寺よりも大きく有名になってしまいましたが、その小型版と云ったところでしょうか。 稲荷信仰の根強さが窺われます。

 下の画像が茜社

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Img_9358 茜社は「あこねさん」と市民から親しみを持って呼ばれています。 
 山田産土神八社の一つ。
 昔々は「赤畝(あかうね)の社」と云う外宮の摂社であったらしい。 
 ここも20年毎の伊勢神宮御遷宮のたびに残材を受け、神宮にならってご遷宮をし社殿を新しくします。


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 茜社の小さな鳥居の連なる参道を潜り抜けると勾玉池に出ます。  

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 正月の晴天に勾玉池は清々しく照り輝いていました。 右端に見える杜が茜社です。 
 
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 真っ赤な浮舞台が印象的にて勾玉池の景を惹きたてます。

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 勾玉池の冬は多くの鴨が目を楽しませてくれます。 鴨が飛んで着水するところを撮ってみました。 慌てて撮ったので少し不鮮明ですが、画像をクリックして拡大すればそれなりにご覧頂けると思います。

                     <全画像拡大可>

       ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。

 今日 2月20日は俳人 内藤鳴雪の忌日です。 
 老梅忌とも呼びますが、正岡子規の後見役と目された重鎮でした。
 「俳句俳話ノート」にて以前に取り上げていますので、宜しければ下記タイトルをクリックの上 ご覧下さい。
        ↓
  「俳句俳話ノート」 ‘ ★ 鳴雪忌 ’

                                                  (№325)

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2010年2月 3日 (水)

初詣 ・伊勢神宮 外宮 (正月二日)

 今日は節分。 
 明日は立春と言えども一年で最も厳寒の季にて、日本海側をはじめとして多くの地方で雪が降っているようですね。
 PCデスクの室温計は深夜の今 8.4℃と、いつもよりは冷えます。

        鍵の鈴鳴らし鬼打豆買ひに  岡本眸
        節分や海の町には海の鬼   矢島渚男 

                                           <全画像拡大可>
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 前々回・前回、大晦日・元日と遅まきながらの題材を取り上げてきましたが、今回もその遅まきながらの続きです。
 元日はゆったりと家で過ごし、二日は初詣に出掛けました。
 除夜詣と同じく また伊勢神宮外宮

 除夜詣の折は裏参道にあたる北御門から参拝しましたが、初詣は表参道から参拝。
 冒頭画像は表参道の火除橋を渡って左手にある手水舎です。
 まずここで参拝前に手を清めますが、それなりの作法があります。
 左手・右手の順で手を清め、それから左手に水をすくって口を濯ぎ、最後に左手を洗い流します。 柄杓に直接口をつけないのが礼儀です。

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 手水舎の画像のバックに写っていた一の鳥居

 一の鳥居を潜り鬱蒼とした杜の中の参道を辿ると二の鳥居

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 二の鳥居の先に雅な感じの建物が見えてきます。 神楽殿です。

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 神楽殿ではお神楽の祈祷を受ける事が出来、屋根は鎌倉時代の様式だそうです。
 左の画像は神楽殿に付随した神札授与所。 


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 御正殿です。

           拝礼の小脇に挟む冬帽子   暢一


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 除夜詣の記事の折にも記述致しましたが、伊勢神宮の内宮は皇室の始祖の天照大神をお祀りしていて正式名称は皇大神宮ですが、この外宮は天照大神のお食事を司る神である豊受大神をお祀りしていて、正式名称は豊受大神宮。 衣食住をはじめあらゆる産業の守り神です。
 

 外宮には御正殿の近くに、「風の宮」「土の宮」「多賀の宮」と三つの別宮が建っています。 
 それぞれこじんまりとしたお宮ですが、より古代の雰囲気を味わう事が出来て必見です。 
 外宮参拝の折はぜひお立ち寄り下さい。

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 上の画像2枚は風の宮
 鎌倉時代の元寇の時、神風を吹かせた神として知られています。


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 帰路は神楽殿の手前で左折して北御門への参道を辿りました。 
 往き帰り 違う参道を辿れるのも外宮参拝の楽しみの一つです。

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 九丈殿。 後に僅か写っているのが五丈殿。
 小さな広場の端に建っていますから、祭事の折に使われる建物でしょうか。

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                     神楽殿裏の建物の屋根。


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 北御門へと参道を歩いていると、衛士に先導された神官の列に遭遇。

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 神官の列が出てきたのは忌火屋殿
 日々供えるお食事である神饌を整える御殿で神の台所です。
 特別に熾した神聖な火である忌火を使う建物なので忌火屋殿と言います。

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 恐らく毎日行われている祭事なのでしょうけれど、神官の捧げたこの緋の房のついた具は何なのか知りたいところです。


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 北御門鳥居
 後に見える小さな建物は御厩。

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 御厩。 
 年老いて引退した天皇陛下の御料馬が伊勢神宮の神馬です。
 以下の説明札が掲げられていました。 
    -----------------------
      『豊受大神宮御料御馬』
       草音号(くさおとごう)

      種類  アングロアラブ種
      生年  平成十三年
      産地  宮内庁御料牧場
      毛色  芦毛
      牽進  平成二十年十月
     -----------------------

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 神馬が驚くのでフラッシュ禁止と注意札があるにも拘らず、多くの人がフラッシュを光らせて撮影していた為に、神馬は嫌がって逃れようと裏口の戸に体当たりしています。
 ついゝゝ、フラッシュ禁止です。神馬の為に止めて下さいと声を出してしまいました。

                     <全画像拡大可>

       ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。

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 昨年の2月3日は節分を記事に致しました。
 宜しければ下記タイトルをクリックの上 ご覧下さい。
          ↓
  【日々身辺抄】09/2/3 ‘ 節分 ’
                                                                    (№324)

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2010年1月26日 (火)

除夜詣 (伊勢神宮外宮)

 編集する暇を持つ事が出来ず暫くご無沙汰をしてしまい、新年初めての更新となりました。 
 皆さんどうぞ本年も宜敷くお願い致します。 
 その間にいろゝゝと撮り溜めた画像もありますが、まずは遅まきながらの除夜詣

 毎年 伊勢神宮への除夜詣は欠かした事がありません。 伊勢神宮には内宮と外宮がありますが、私の除夜詣はいつも伊勢市街中心部に位置する外宮です。 歩いて15分程の距離にあり内宮よりも身近で親しみ深いからです。

 もっとも昔はまず外宮で除夜詣を済ませてからバスに乗り、内宮へ未明の初詣。 
 その後は内宮前のおはらい町に繰り出して酒店のカウンターで酒を飲んだり、屋台や土産物店で買ったものを立ち食いしたりと友人達と楽しみ、千鳥足で初明りの空の下を家路についたものでした。 
 若かったのですねぇ。 今はとてもそんな元気はありません。

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 北御門広場の除夜篝。 
 伊勢神宮外宮には正面と北御門との二ヶ所の参道口がありますが、私は我が家から近い北御門から参宮します。

           除夜篝過去も未来も闇の中   暢一
 

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 北御門の手水舎。 まずはここで手を清めてから参道へ。

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 参道口の火除橋
 いつもは零時頃に参拝して賑やかなのですが、今年は22時前と少し早かったからでしょうか、まだ人出も少ないようです。


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 参道の所々に小さな篝火が焚かれていて、つい立ち寄ってしまいます。
 長い柄を付けた網で餅を焼いている人もいましたが、除夜の篝火で焼いたお餅を食べると一年無病息災で暮らせるとの慣わしからです。


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 御正殿です。 
 まだ並んでいる人の列は短いですが、零時近くになると長蛇の列が出来ているはずです。

8 伊勢神宮の内宮は皇室の始祖の天照大神をお祀りしていて正式名称は皇大神宮ですが、この外宮は天照大神のお食事を司る神である豊受大神をお祀りしていて、正式名称は豊受大神宮。 衣食住をはじめあらゆる産業の守り神です。 
 天照大神も豊受大神も女神であるところが珍しい。 
 二つの宮で成り立っている神社は男と女の神を祀っているのが一般的なのですが…。


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 御正殿で参拝を済ませてから神札授与所に寄って福矢(破魔矢)を買いました。 金1000円也。 今のご時世になっても授与所なんて言っているところが何とも可笑しい。 ようは御札やお守りの売店なのですから…。

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 授与所は神楽殿に付随した建物ですが、神楽殿では申し込むと神楽による祈祷をしてくれます。


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 帰りは正面参道を辿りました。 逆コースになってしまいますが…。
 勿論、正面広場にも除夜篝が焚かれています。 風が強かったので舞い上がった灰が点々と写ってしまいました。

      寒くなれば篝にも立ち除夜の鐘  星野立子
      鳴りいづるあだしのの鐘除夜篝  黒田杏子

 珍しく満月の除夜となりましたので、大篝の火の粉越しに月を撮ってみました。

          満月に余韻艶めく除夜の鐘   暢一

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                     <全画像拡大可>

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 ※ 伊勢神宮外宮への除夜詣は過去にも取り上げてきました。
   宜しければ下記タイトルをクリックの上 ご覧下さい。

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2008/1/12 ‘年越詣&除夜篝(伊勢神宮 外宮)’
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2007/1/1 ‘除夜篝(伊勢神宮外宮)’
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                                                  (№322)

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2009年9月30日 (水)

曼珠沙華(彼岸花)・狐の孫・露草 <九月の勾玉池(伊勢神宮外宮)>

 久し振りに28日かなりの雨が降りました。 昨日29日も夕方から雨。 今日30日も三重県南部は終日雨との予報ですが、昼下がりの今になってやっと降り出しました。 
 農家の知人は夏からの少雨に困り果てていましたから、秋雨前線が居座ってくれたと喜んでいますが、もう一降り本格的な雨が欲しいところでしょう。 

 昨日29日、巨人V9時代の名二塁手土井正三氏の葬儀がありましたが、参列した川上監督をはじめ当時のナイン達の今の姿をニュースで懐かしく拝見致しました。
 巨人の連続9年日本一達成は1965(昭40)年~1973(昭和48)年の間の事でしたが、その当時私は関西在住にて大学生そして某通信機器会社員の頃でした。
 巨人阪神戦が一番盛り上がっていた頃ですが、周りは皆さん阪神フアン。 巨人フアンであった私はそれを隠していましたが、居酒屋でテレビの中継を見ていて巨人が阪神にサヨナラホームランで勝った時、つい歓声を上げて拍手してしまい袋叩きにあいそうになった事も今では懐かしい思い出です。

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 前回の勾玉池伊勢神宮外宮)の続きです。 
 前回はが中心でしたが、今回は曼珠沙華。 全て9月22日に撮影したものです。

     ゆふぐれに少年泣けり曼珠沙華  暢一

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        曼珠沙華さめたる夢に真紅なり  橋本多佳子

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              曼珠沙華抱くほどとれど母恋し  中村汀女 

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 彼岸花とも呼びますが、これは和名。 彼岸の頃に咲くからとは周知の事ですが、この花の呼び方の方言・異名は実に数多く、400ほどとか1000以上とか…。
 歳時記その他で見つけたものを幾つか列挙してみると『狐花・死人花・天蓋花・幽霊花・三昧花・捨子花・したまがり・まんじゅさげ・地獄花・剃刀花・はっかけばばあ』等ですが、イメージの悪い語ばかりですね。

               彼岸花平家谷には赤すぎる  暢一

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      曼珠沙華あればかならず鞭うたれ  高浜虚子

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        仏より痩せて哀れや曼珠沙華  夏目漱石

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            われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華  杉田久女    

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 曼珠沙華は毒性のアルカロイドを含みますが、鱗茎は澱粉が多くすりつぶして水にさらせば食用になります。 貝原益軒が飢饉時の非常食として利用する為に畦に植える事を薦めたそうです。 今でも畦に多く咲くのはその名残りなのでしょうね。 また墓地にも多いのは毒性を利用して鼠などを防いだ為と言われます。

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       西国の畦曼珠沙華曼珠沙華  森澄雄

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       曼珠沙華恙なく紅褪せつつあり  富安風生

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              つきぬけて天上の紺曼珠沙華  山口誓子

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 曼珠沙華は中国原産ですが、日本に渡来したのは有史以前らしい。
 手元の歳時記によると、曼珠沙華の名は法華経の一節 「摩訶曼陀羅華曼珠沙華」 からにて、サンスクリット語(梵語)で「赤い花」を意味する。 また別の歳時記には 「天上に咲く花」を意味すると載っていました。

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       曼珠沙華浄土の雲に紅移す  平畑静塔            

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       むらがりていよいよ寂し曼珠沙華  日野草城 

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                     曼珠沙華咲き親不知歯痛み出す  岡本眸     

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       野にて裂く封書一片曼珠沙華  鷲谷七菜子

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            ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

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 同所に咲いていた小さな小さな花。
 図鑑を調べたら、狐の孫と云う面白い花名でした。 キツネノマゴ科キツネノマゴ属。 

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  東南アジアに分布するそうですが、日本では本州以西に分布する在来種。

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            ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

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 露草です。 ま~珍しくもない平凡な花ですが、狐の孫の隣りに咲いていたので序でに…。
 半月ほどの花期しかない曼珠沙華と違って、6月初旬から10月下旬頃まで咲いている実に花期の長い花ですね。 夏の早くから咲き出しますが歳時記では秋の季語となっています。

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          露草に跼みて空を感じをり  岡本眸

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            ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

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 勾玉池正面の休憩所。 撮影した9月22日はシルバーウィークの5連休の半ば。 
 いつになく観光客で賑わっていました。

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 平成25年完工の御遷宮のPR効果もあって伊勢神宮への観光客は増えているようですが、伊勢市街地に位置するこの外宮も数年前より賑やかになってきました。 
 また「伊勢神宮125社巡り」を推進している効果もあるのでしょう。

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                                                   (№310)

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2009年9月28日 (月)

萩(山萩・白萩)・菱・百日紅 <九月の勾玉池(伊勢神宮外宮)>

 例年になく涼しい9月でしたが、ここ一週間ほど少し暑さを覚える日が続きます。 
 今日(9/27)も深夜にかかわらずPCデスクの温度計は27.6℃を指しています。

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 上の画像は9月10日の勾玉池。 
 伊勢神宮 外宮神苑にあり、名の通り勾玉の形に広がっています。

 下の画像は9月1日の勾玉池。 
 が池面をびっしりと埋め尽くしていましたが、この10日の間に取り除いたようです。 

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 序でに百日紅(さるすべり)の花を写しこんだ画像も。
 百日紅は咲き出す時期から夏の季語になっています。 でも盛りは8月の立秋後。 9月に入っても咲き残っていますから、秋の季語のほうが相応しいような気がします。

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 9月10日です。
 パラソルの立つ所は花菖蒲の田ですが、園丁が手入をしていました。

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 池畔に一株の山萩が咲いていました。 (9月1日)

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        一家に遊女もねたり萩と月  松尾芭蕉

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              紅萩に見るむらさきやそこら冷ゆ  渡辺水巴

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 勾玉池の奥のほうに咲いていた白萩。 山萩も少し見えます。
 こちらは9月22日の撮影にてちょうど盛りのようです。 1日や10日の折はまだぽつぽつとしか咲いていませんでしたから、薄暗い木下の為に少し遅いのかもしれません。

       旅なれや歩みをゆるく萩白く  暢一

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       萩散つて地は暮れ急ぐものばかり  岡本眸

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 前回の葛の花にて触れたように、秋の七草の一つですね。
 豆科・ハギ属の総称にて種名ではありません。 確かに豆の花とよく似ています。 

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        りんりんと白萩しろし木戸に錠  三橋鷹女

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 また「萩」の字は日本で作られた国字です。 国字は訓読みのみで音読みがほとんどありませんが、「萩」もそうですね。

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       萩の風なにか急かるる何ならむ  水原秋櫻子

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 池畔の所々に曼珠沙華も咲いていました。 
 次回はこの曼珠沙華を中心にご紹介したいと思っています。

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                                                   (№309)

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2009年9月 1日 (火)

初秋の桜・珊瑚樹の実 (伊勢神宮外宮・勾玉池)

 今日から 9月。 暑さ厳しい中にも吹く風に草木に初秋を実感出来る時期となりました。
 しかし今年の残暑は例年よりも凌ぎやすく、秋の気配の訪れも早いような気がします。 

 昨日 関東を襲った台風11号は被害少なく通り過ぎたようで何よりでした。 
 なんら影響のなかった伊勢ですが、今日は台風一過のような感じの晴天です。
 昼下がりの室温計は31.6℃を指していますが 心地好く風の抜ける我が部屋は快適です。

      今朝九月草樹みづから目覚めゐて  中村草田男

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 伊勢神宮外宮の参道西口、北御門前の桜の樹
 数日前、朝の散歩に出掛けた折に撮影した画像ですが、青葉の中の黄葉が美しく目を惹きました。 初秋ならではの桜の樹ですね。

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            ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

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 伊勢神宮外宮神苑の勾玉池畔の桜の樹。
 先程の桜は染井吉野でしたが、これは山桜

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 下の画像は同じく勾玉池畔。 染井吉野の樹です。 
 少し黄葉が見えだしたものゝ まだゝゞ青葉が美しい。 

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            ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

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 勾玉池の入口に紅い実をつけた樹が聳えています。
 珊瑚樹(サンゴジュ)です。


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 正面参道に通じる小径にも。 外宮神苑のそこここで見られます。
 成長が早い事から防火樹として神社等に多く植えられているそうです。 
 珊瑚樹は6月頃白い小花が咲き 10月頃に実をつけると歳時記に載っていますが、伊勢では8月中旬頃にはもう赤い実が目につき出します。

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               珊瑚樹や神事の列の白衣装  暢一          

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 珊瑚樹の花です。 今年の6月8日に撮りました。 花の咲く時期は歳時記の記載通りです。
 俳句に詠む場合、「珊瑚樹」 だけだと実を意味します。 花を詠む場合は「珊瑚樹の花・花珊瑚」 などと表記しなければなりません。 紫式部と同じですね。

         珊瑚樹の実の照り伊勢の国ゆたか  鷹羽狩行
         ひとりいる珊瑚樹の蔭うす冥い     高澤晶子
         花珊瑚井蓋にくらき水ひびく       角川源義

      ------------------------------------------------------------

 真っ赤にたわゝに実った珊瑚樹を3年前にご紹介した事があります。 宜しければ下記をクリックの上 ご覧下さい。
              ↓
    ≪フォト俳句(249)≫9/10 珊瑚樹 (坂社)

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2009年8月 7日 (金)

立秋。 梅雨明け。 伊勢神宮外宮・勾玉池。 

 雨の地方も多かったようですが、伊勢は晴天にて夏らしい一日でした。 
 夜9時のNHKニュースで埼玉だったと思いますが豪雨が降っていると報じていましたので、先ほど空を仰いでみたら月だけでなく星もよく見えます。

 夏らしい一日と言いましたけれど、暦の上で今日 8月7日は早くも立秋でしたね。

         秋立つといよよひた鳴く油蝉  暢一 

 東海途方の今年の梅雨は8月3日にやっと明けましたが、もし立秋を過ぎても梅雨が明けない時は梅雨明け宣言を出さないそうです。 近年では唯一平成5年(1993)がそうでした。 記録的な冷夏で米価が高騰した事を覚えています。

 今年の梅雨明けは平年より14日、昨年より22日遅く、梅雨明け宣言の出なかった平成5年を除くと、記録の残る昭和26年(1951)以降で一番遅い梅雨明けとなりました。 今までは昭和29年(1954)の8月2日が一番遅い記録とのこと。


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 朝の散歩にて伊勢神宮外宮へ行ってきました。
 散水車が参道に水を撒き、掃除のおばちゃんがリヤカーを押していたりと朝ならではの光景です。


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 前回は雨の勾玉池でしたが、今日は晴天の勾玉池です。
 前回に撮影していた東屋が遠方に写っています。

 八橋の架かっている所は花菖蒲の田。 勾玉池花菖蒲の名所です。
 昨年 満開の景をご紹介致しました。
 宜しければ下記をクリックの上 ご覧下さい。
           ↓
  ≪フォト俳句(289)≫6/19 花菖蒲(伊勢神宮外宮 勾玉池) 

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2009年8月 6日 (木)

広島忌。 勾玉池(伊勢神宮外宮)。

 今日は雨で始まりましたが、深夜の今は雲の切れ間に満月が輝いています。
 室温計も終日28℃台と比較的凌ぎ易い日でした。

 今日 8月6日広島原爆の日ですが、晴天炎暑となる年が殆どにて雨の広島忌はあまり記憶にありません。

 広島忌・原爆忌は歳時記で秋季に分類されています。

        原爆忌ごぼりごぼりと泉の穂   加藤楸邨
        広島の忌や砂袋砂まみれ     西東三鬼
        広島忌近づくとこそ川よごれ    岸風三楼
        原爆忌腕鈴なりの電車過ぐ     隈治人
        原爆忌市電無数の手を吊りて   今井勲
 
        湾曲し火傷し爆心地のマラソン   金子兜太
     

 広島・長崎に原爆が投下されてからもう64年が経ちました。 戦後生まれが人口の80%を占めるようになって、悲惨な原爆や戦争の記憶の風化を懸念する方々が様々な活動を実践していらっしゃいます。 
 何も貢献することの出来ない私ですが、せめて原爆忌などを詠み継いでいきたいものと思っています。

         街騒の中の黙祷広島忌  暢一


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 雨の勾玉池です。 
 勾玉池は伊勢市街中心部に位置する伊勢神宮外宮の神苑にあり、名のとおり勾玉の形に広がっています。
 下の画像と共に池に迫り出した東屋から撮りました。
 夏はがびっしりと池の面を覆っています。

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  休憩所と朱塗りの浮舞台。 ここで観月会などの行事が催されることもあります。


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            こんもりとした森は茜社豊川茜稲荷の杜。
            雨に煙る勾玉池の景もなかゝゝ趣がありますね。

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